エルペインの効果や時間|CMで話題の生理痛専用薬の値段や吐き気の副作用などについても紹介!生理痛の他に頭痛への薬の効果も

エルペインコーワはCMでもおなじみの生理痛に対する専用薬です。エルペインについて頭痛に対しても効果があるのかという点や、効果が出るまでの時間、持続する時間、効かない場合の対処、吐き気などの副作用、値段、生理前に使用するかなどについて確認していきます。

エルペインとは?|成分と効果と効果の時間

エルペインは生理痛専用薬として市販されている薬であり、生理痛に対して効果があるとされています。
エルペインの効能効果は以下の通りです。

生理痛(主に,軟便を伴う下腹部の痛みがある場合)

エルペインコーワ 添付文書

エルペインの成分は解熱鎮痛薬のイブプロフェンと鎮痙薬のブチルスコポラミン

有効成分として2種類の成分が含まれており、1つ目の成分は市販の解熱鎮痛剤や風邪薬によく使われている解熱鎮痛成分のイブプロフェン、2つ目の成分がこちらも従来より市販薬として販売されている鎮痙薬のブチルスコポラミンであり、主に腹部の痛みなどに効果が期待できます。
これらの成分が組み合わされれている薬は現在はエルペインのみであり、非常に特徴的な薬と言えます。

エルペインの効果の時間と服用間隔、空ける時間

エルペインの効果の時間はおよそ1〜2時間で効果が発現し、3〜6時間程度持続するものと考えられます。
効果が発現するまでの時間はいずれも最高の血中濃度に達するまでの時間が2時間程度であり、一般的に最高の血中濃度に達するまでに効果がで始めるケースが多いためです。
また、効果が持続する時間はイブプロフェンが薬物動態のデータから3〜6時間程度効果が持続することが考えられ、ブチルスコポラミンは明確なデータは示されていないものの、1日3回〜5回で痛みに対して効果が得られるため、こちらもやはり1回の使用で3〜6時間程度の効果があると考えられます。
なお、エルペインを1回使用したのち、再度使用するまでの服用間隔は4時間以上空ける必要があるとされていますのでご注意ください。

エルペインが頭痛や生理痛に効く理由は|効かない時の対処法

エルペインが生理痛に効く理由はイブプロフェンのプロスタグランジン生合成阻害ブチルスコポラミンによる副交感神経の活動抑制によるものです。
生理痛の原因は主にシクロオキシゲナーゼによって痛みの原因になるプロスタグランジンが生成されるのことと、下腹部の痙攣性の痛みによるものがあります。
これらの原因のうち、シクロオキシゲナーゼによる痛みに対してはイブプロフェンが、痙攣性の痛みに対してはブチルスコポラミンが作用するため、生理痛に対して非常に高い効果が期待できます。
このようにエルペインは2種類の有効成分が異なった作用を発揮します。
エルペインが効かないと感じる時はまずは前述の効果が出るまでの時間や持続時間を確認しましょう。効果が出るまでは1時間程度はかかることがあるので、まずは飲んでから1時間程度は様子をみましょう。また、飲んでから3〜6時間程度経過したあとは、すでに効き目が切れている可能性がある点も注意しましょう。
効果時間内であるにもかかわらず、効かないと感じる場合は、薬の用量が足りていない可能性があります。エルペインは1回1錠以上のは認められていません。しかし、処方薬ではより高用量を使えるケースがあるため、医師の診察を受けてより高用量を処方してもらうという方法があります。
また、エルペインの効果がない場合、単純な生理痛でない可能性も否定できません。この場合も医師の適切な診察を受ける必要があるため、クリニックや病院を受診するようにしましょう。

エルペインを生理前に使用するべきか

エルペインは生理前の諸症状に対して、厳密には適応がありません。したがって、生理前の症状(いわゆるPMS)に対しては使用するべきではないというのが一般的な見解と言えるでしょう。
しかし、全く効果が期待できないわけではなく、前述の通り頭痛や、下腹部の痛みなどに対しては含まれる成分からある程度の効果が期待できます。エルペインの飲むタイミングとして生理痛が始まった際に、痛みがひどくなる前、痛いと感じたら早めにのむのが効果的とメーカーからも見解が示されており、症状がひどくならないように自分なりのタイミングで使用するのが良いと言えそうです。

エルペインの副作用

エルペインで想定される副作用は比較的多種類ありますが、比較的頻度が高いと考えられる副作用口渇(口が渇く)や便秘食欲不飲胃部不快感などです。
エルペインにはブチルスコポラミンとイブプロフェンの成分が含まれており、それぞれ処方薬としても使われている成分ですが、処方薬での副作用の頻度が調査されています。その調査の結果ではブチルスコポラミンで出た副作用が口渇(口が渇く)9.4%、便秘4.4%などであり1)、イブプロフェンで出た副作用が食欲不振0.65%、胃部不快感0.62%などでした2)
眠気に関しては、ブチルスコポラミンが0.13%1)、イブプロフェンが0.01%2)と報告があるものの、非常に低い頻度であるため、エルペインは基本的には眠くならない薬と言えるでしょう。
1) ブスコパン錠10mg インタビューフォーム
2) ブルフェン錠100/ブルフェン錠200/ブルフェン顆粒20% インタビューフォーム

エルペインの値段

エルペインの希望小売価格(税抜き)は12錠で980円とされており、比較的手に取りやすい価格と言えます。
なお、エルペインは1回1錠、1日3回までとなっており、1日に3回使用すると4日分という計算になります。
4日分で980円なので、1日あたりは245円という計算になります。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。
 
 

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