ポンタールの頭痛や歯の痛みなどへの効果、副作用、授乳中の使用|ロキソニンとの違いや併用も

ポンタール錠250mgやポンタールカプセル250mgに関して、薬の頭痛や歯の痛みなどに対する効果、眠気などの副作用、授乳中の使用、市販での販売や入手の可否、ロキソニンとの違いや併用、ボルタレンとの違いや併用などについて添付文書などから確認していきます。

ポンタールの頭痛や歯の痛みなどへの効果|何錠使うかも

ポンタールは頭痛の痛み、生理痛解熱などに使われる解熱鎮痛剤です(ただし、頭痛に関しては他剤が無効の場合)。様々な痛みに使うことができる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一つであり、ロキソニンやボルタレンなどと同じグループの解熱鎮痛剤です。
またポンタール錠250mgとポンタールカプセル250mgは痛みに対しては初回の使用では500mg(2錠もしくは2カプセル)を使用し、その後は6時間ごとに250mg(1錠もしくは1カプセル)という使い方が一般的です。風邪などに対して使う場合は500mg(2錠もしくは2カプセル)を症状がある時に使用するケースが多い薬です。
ポンタールの効能効果と用法用量の詳細は以下の通りです。

1.手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の緩解
メフェナム酸として、通常、成人1回500mg、その後6時間毎に1回250mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
2.下記疾患の消炎、鎮痛、解熱
変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛(他剤が無効な場合)、副鼻腔炎、月経痛、分娩後疼痛、歯痛
メフェナム酸として、通常、成人1回500mg、その後6時間毎に1回250mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
3.下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常、成人にはメフェナム酸として、1回500mgを頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とすること。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

ポンタールカプセル250mg/ポンタール錠250mg 添付文書

ポンタールの効果は人に対する臨床試験で確認されており、様々な痛みに対しておおよそ80%前後の効果、風邪などの発熱対しては90%近い効果が確認されています1)
1) ポンタールカプセル250mg/ポンタール錠250mg 添付文書

ポンタールの副作用|眠気の有無は?

ポンタールの主な副作用下痢嘔吐発疹とされていますがこれらの副作用の頻度も0.5%にも満たない頻度とされており、基本的には副作用が少ない薬と言えます。
その他にも頭痛や眠気、めまいなどの副作用も報告されていますが、頻度は不明とされており、頻発するような副作用ではないと考えられます。ただし、眠気やめまいに関しては、重要な基本的注意として、自動車運転などは注意する旨の内容が注意喚起されていることもあり、特に初めて使用する場合は注意するよう心がけましょう。

めまい、眠気があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。

ポンタールカプセル250mg/ポンタール錠250mg 添付文書

その他注意することとして、インフルエンザの解熱ではポンタールは推奨されません。特に小児のインフルエンザにおいては原則ポンタールを使用しないことになっています。インフルエンザの可能性がある場合は、自己判断でポンタールを使用することは絶対にやめましょう。

特に小児においてインフルエンザでポンタールを使用しない理由は、インフルエンザの臨床経過中に脳炎・脳症を発症した事例がジクロフェナクナトリウム又はメフェナム酸が使用された症例では使用していない症例に比較して死亡率が高かったという結果が得られているためです。このため、日本小児科学会ではインフルエンザに伴う発熱に対して使用するのであればアセトアミノフェン(製品名:カロナール、アンヒバなど)を推奨しています。

インフルエンザの場合はポンタールの使用に関して十分な注意が必要ということを理解しておきましょう。

ポンタールの授乳中の使用

ポンタールの授乳中の使用は製薬会社からは推奨されておらず、授乳中に使用する場合は授乳を中止するように注意喚起しています。

授乳中の婦人には授乳を中止させること。[母乳中へ移行することが報告されている]

ポンタールカプセル250mg/ポンタール錠250mg 添付文書

しかし、ポンタールの外国のデータでは、授乳中の母親に初回 500mg、その後、250mg 1 日 3 回 4 日間連続投与しても、乳汁中の薬物濃度は対照の乳汁と近い数値を示し、乳汁中への移行は極少量であると推定されるとしており2)、実際には授乳中でもほとんど影響ないことが予想されます。

また、ポンタールには錠剤とカプセルのほか、シロップ、粉薬の散剤と細粒もあり、乳幼児でも使う薬であるため、仮に授乳で乳児が成分を摂取しても大きな影響はないと考えられます。

医師が授乳中であることを知った上で処方された場合はあまり心配せず使用するようにしましょう。なお、授乳中であっても基本的に何錠使用するかなどの用法用量は通常のものと変わりありません。

2) ポンタールカプセル250mg/ポンタール錠250mg インタビューフォーム

ポンタールを市販で買える?

ポンタールの成分であるメフェナム酸を含んだ市販薬は現在は販売されていません。従ってポンタールは基本的には市販で買うことはできません。
ただし、ポンタールは医療用医薬品(基本的には処方箋により調剤される医薬品)の中でも「処方箋医薬品以外の医薬品」に分類され、厳密に言えば処方箋がなくても調剤薬局などで例外的に購入することが可能な場合があります。中には他の解熱鎮痛剤では効きが悪く、ポンタールが使いたい、クリニックの診療時間でない、クリニックにいく時間がない、などのケースでは、かかりつけの調剤薬局がある場合はポンタールを販売してもらえるか相談するのも一つの手と言えます。ただし、調剤薬局側では処方箋なしの場合は必ずしも応需義務がないため、購入できないケースも多々あることを知っておきましょう。
その他に個人輸入(通販)で入手するという方法もありますが、こちらは品質が粗悪の可能性や、値段が適正でない可能性、万が一重い副作用が出た時に国からの救済制度を利用できない可能性などもあるため、利用する場合は自己責任の部分が大きいことを予め理解しておきましょう。

ポンタールとロキソニンの違いや併用

ポンタールは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に該当する薬であり、同じNSAIDsではロキソニンなどが有名です。
ポンタールとロキソニンの一番の違いは効果が出るまでの速さと言えます。
ロキソニンは速ければ15分から30分で効果が出るとされており、非常に即効性に優れている薬と言えます。ただし、ロキソニンは効果がなくなる時間も比較的早いと言われています。
突発的な痛みに対してはロキソニン、比較的持続的に続いている痛みに対してはポンタールなどが使い分けの一例と言えそうです。
また、特別なケースを除き、ポンタールとロキソニンを併用することはあまりありません。同じNSAIDsであるため、併用しても相乗効果はあまり期待できません。医師からの指示がある場合を除き、自己判断でポンタールとロキソニンを併用するようなことは避けましょう。

ポンタールとボルタレン、ロキソニンとの違いや併用

同じNSAIDsではボルタレンも比較的よく使われる薬の一つです。
ボルタレンもポンタールと同じような効果を期待して使用する薬であり、大きな違いはないと言えますが、一般的に作用が強いのはボルタレンと言われています。ただし、これらには個人差も大きく、人によってはポンタールが一番よく効果を実感できるというケースもあり得るため、自分に合っている薬を使用するのが一番といえるでしょう。
ボルタレンに関してもポンタールと併用することはあまりありません。こちらも医師からの指示がある場合を除き、自己判断でポンタールとボルタレンを併用するようなことは避けましょう。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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