ベトノバールGのステロイドの強さや顔や陰部の使用|あせもやヘルペスなどへの効能やリンデロンとの違いも

ベトノバールGの特徴、ステロイドの強さ、リンデロンとの違い、効能・効果、あせも・かゆみなどへの使用、ニキビやヘルペスへの効果の有無、顔や陰部への使用、市販での購入の可否などのついて添付文書等から解説していきます。

ベトノバールGの特徴|ステロイドの強さやリンデロンとの違い

ベトノバールGはステロイドの成分であるベタメタゾン吉草酸エステルと抗生物質のゲンタマイシン硫酸塩が配合された外用剤です。

ステロイドによる炎症を鎮める作用と、抗生物質による化膿止めの作用が合わさった外用剤であり、様々な皮膚疾患に使用されます。

ベトノバールGには軟膏とクリームの剤型があり、一般的には以下のような使い分けをします。

剤型 メリット デメリット 向いている
ケース
軟膏 保湿性が高く、刺激が少ない ベタベタし使用感がイマイチ 傷があったり、ジュクジュクしている部分
クリーム 軟膏よりもベタつかず、吸収も良い 軟膏よりも効果が低い可能性、刺激を感じることも 乾燥している部分、皮膚が厚い部分

ベトノバールGのステロイドの強さは中くらい

ベトノバールGのステロイド外用剤としての強さ上から三番目の強さであるⅢ群(Strong)に分類され、中程度の強さとなります。

ステロイドの外用剤は効果の強さにより、Ⅰ〜Ⅴ群に分類されます。Ⅰ群(Strongest)が最強であり、数が大きくなるにつれ効果が弱くなり、Ⅴ群(Weak)が最も弱い分類となります。

ベトノバールGは中程度の強さであるため、様々な皮膚疾患、体の色々な部位、幅広い年齢層に使用される、使い勝手の良い外用剤と言えます。

ベトノバールGとリンデロンの違いはジェネリックと先発

ベトノバールGと同じ成分を含む薬剤の代表的な製品として、リンデロンVGがあります。ベトノバールGはリンデロンVGのジェネリックであり、ベトノバールGとリンデロンVGとの一番の違いはジェネリックであるか、先発医薬品であるかの点です。成分は同じため、その効果には違いがありません。

(※2018年4月の改定で先発医薬品、ジェネリック医薬品の区別がなくなっています。)

他にもベトノバールGとリンデロンとの違いとして、リンデロンにはローションの剤型がある点や、リンデロンには抗生物質の成分が入っていないリンデロンVという外用剤もあるという点が挙げられます。頭皮などローションの剤型の方が向いているケースもあり、その場合はリンデロンのローションか別のローションの剤型があるジェネリック医薬品を使用することになります。

なお、薬の価格である薬価については2018年4月改定時点の薬価においては、ベトノバールGとリンデロンVGとは薬価が変わらず、1gあたり同じ27.2円に設定されています。

ベトノバールGの効能・効果|あせも、かゆみ、ヘルペス、ニキビには使える?

ベトノバールGは化膿している湿疹や皮膚炎などに使用されるのが一般的です。また熱傷(やけど)にも使用されます。

ベトノバールGの効能効果の詳細は以下の通りです。

・湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患:
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症
・外傷・熱傷及び手術創等の二次感染

ベトノバールG軟膏0.12%/ベトノバールGクリーム0.12% 添付文書

一定の症状があるあせもやかゆみがある皮膚疾患にも使用される

軽度のあせもやかゆみが少しある程度の皮膚疾患ではステロイドを使用しないケースもありますが、一定の症状があるような場合はベトノバールGをあせもかゆみを伴う皮膚疾患に対して使用することがあります。ベトノバールGはステロイドの抗炎症作用と、抗生物質の抗菌作用により高い効果が期待できます。

ベトノバールGを使用するほどの症状であるかどうかの判断は医師が担うため、自己判断で使用するのは避けましょう。

ヘルペスには使用しない、ニキビには状況に応じて

ベトノバールGに含まれる成分はステロイドと抗生物質であり、ウイルスの感染に対しては基本的に効果は期待できません。

ヘルペスなどもウイルスが原因の感染症であり、ベトノバールGには適さない皮膚疾患です。

ニキビに対してはステロイドの抗炎症作用目的から場合によっては使用するケースもありますが、基本的にベトノバールGはニキビに積極的に使用する外用剤ではありません。また、ステロイドにはニキビのような症状が起こる痤瘡様発疹という副作用が知られており、長期でニキビに使用すると逆に悪化する可能性もあります。医師から処方された場合を除き、自己判断で使用することはやめましょう。

ベトノバールGの使用部位|顔や陰部への使用は?

ベトノバールGは中程度のステロイドの強さであり、場合によっては陰部など比較的デリケートな部分にも使用されるケースがあります。

ベトノバールGは顔への使用に処方されることもある

ベトノバールGはに使用することもありますが、一般的に顔は他の皮膚の部分よりも薬をよく吸収されることが知られており、同じ量を使用してもかなり効果が強く出る傾向があります。また、同じ顔でも目の周りは特に吸収されやすく、顔に使用する場合は医師からの指示であっても十分に注意して使用するようにしましょう。

また、子供はより効果が強く出てしまう傾向があります。子供の場合は、ベトノバールGを顔にはあまりには使用しないので、自己判断で子供の顔に使用するのは避けましょう。

ベトノバールGは陰部への使用に処方されることもある

ベトノバールGの陰部への使用に関しても顔と同様に注意しながら使用する必要があります。陰部や粘膜についても、顔と同様に他の皮膚の部分よりも薬の吸収が良くなるため、効果が強く出る傾向があります。

基本的に医師から指示があった場合のみ使用するようにしましょう。

ベトノバールGの市販での購入

ベトノバールGの市販での購入の可否について確認していきましょう。

ベトノバールGの成分とほぼ同じ市販薬がある

ベトノバールGの成分は前述の通り、ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩ですが、このうちベタメタゾン吉草酸エステルを含む市販薬が販売されており、ベトネベートクリームSベトネベートN軟膏ASが該当します。

ベトネベートクリームSはステロイド成分のベタメタゾン吉草酸エステルのみ、ベトネベートN軟膏ASはステロイドの他にフラジオマイシン硫酸塩という抗生物質が含まれているため、抗生物質の種類は違うものの、ベトノバールGにより近い市販薬となります。

患部が化膿しているような場合にはベトネベートN軟膏ASの方が適していると言えます。

ベトノバールGを処方箋なしで薬局で購入することも可能、通販の個人輸入も

処方薬であるベトノバールGそのものを市販で入手する方法として、処方箋なしで薬局で購入する方法や、通販などで個人輸入で購入する方法もあります。

ベトノバールGは法律上は処方箋なしで調剤薬局で購入することが可能です。

ベトノバールGは処方薬であり、正式には医療用医薬品に分類されます。医療用医薬品は、さらに「処方箋医薬品」と「処方箋医薬品以外の医薬品」に分類されますが、ベトノバールGはこのうちの「処方箋医薬品以外の医薬品」に該当します。

処方箋医薬品以外の医薬品は、厳密には処方箋がなくても販売することが可能であり、法律上は処方箋なしで購入することが可能です。

ただし、薬局側には処方箋なしでの販売に関して、応需義務がないため、現実的には処方箋なしでベトノバールGを販売してくれる薬局は非常に限られます。日常的に利用している調剤薬局があり、かかりつけの薬剤師などがいる場合は、相談してみるのも良いでしょう。

その他、ベトノバールGを通販などで個人輸入することも法律上は可能です。

厚生労働省のサイトにおいても、一部の医薬品を除き、海外から個人輸入で医薬品を買うことは認められています。ベトノバールGは個人輸入することが可能な医薬品に該当し、インターネット上でも通販として個人輸入を実施してくれるサイトがあります。

しかし、この方法にはいくつかのリスクがあり、リスクの一つとして、海外の医薬品であるため、品質が粗悪な可能性があります。また、価格についても適正価格でない可能性があるというリスクや万が一重い副作用などが出てしまうケースの場合、国から受けれられる救済が受けられいない可能性があるというリスクもあります。

このように通販の個人輸入でもベトノバールGは入手できるものの、いくつかのリスクが伴うことを理解しておきましょう。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)