アレジオンドライシロップの飲み方や効果・副作用について|体重別の使用量も

アレジオンドライシロップの効果や特徴、副作用、飲み方、1歳・2歳の子供の使用、喘息の使用などについて添付文書等から解説していきます。

アレジオンドライシロップの効果と特徴

アレジオンドライシロップはエピナスチンを成分とする鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患に使用する薬です。

甘いヨーグルト風味の味がするのが特徴であり、子供でも比較的飲みやすい味となっています。

アレジオンドライシロップはアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に効果がある

アレジオンドライシロップはアレルギー性の鼻炎や、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症などの皮膚疾患に効果がある薬です。

アレジオンドライシロップの効能効果の詳細は以下のとおりです。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

アレジオンドライシロップ1% 添付文書

アレジオンドライシロップの作用機序はヒスタミン受容体の阻害作用

アレジオンドライシロップが鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患などのアレルギー症状に効果があるのは、ヒスタミンというアレルギーを引き起こす物質が体内のヒスタミン受容体に結合することを、アレジオンドライシロップが阻害するためです。

その結果、ヒスタミンの作用が阻害され、鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患などの症状が和らぎます。

アレジオンドライシロップの副作用

アレジオンドライシロップの主な副作用として眠気、にがみ、嘔気などが報告されています。

ただし、これらの副作用も決して高い頻度ではなく、製薬会社から注意喚起されている内容では、眠気、にがみ、嘔気がいずれも0.09%とされています1)

アレジオンはいわゆる抗ヒスタミン薬の中でも眠気が出にくい部類に入ります。アレグラやクラリチンといった薬よりは眠気が出やすいものの、アレロック、ジルテック、ザジテン、ポララミンといったものよりは眠気が出にくいとされており、使いやすい薬のひとつと言えます。

1) アレジオンドライシロップ1% 添付文書

アレジオンドライシロップの飲み合わせ

アレジオンドライシロップは飲み合わせで注意喚起されている薬はありません。基本的にどの薬と一緒に使用しても問題ないと言えます。

風邪をひいたときにだされる痰切りのムコダイン(カルボシステイン)、ムコソルバン(アンブロキソール)、咳止めのアスベリン、メジコン、炎症を抑えるトランサミン、解熱鎮痛剤のカロナールなど、いずれの薬とも一緒に服用できます。

アレジオンドライシロップの使い方

アレジオンドライシロップは年齢や体重によって使用する量が異なる薬です。通常は体重1kgあたり0.025~0.05gを使用しますが、使用する疾患によっても使用する量が異なります。

アレジオンドライシロップの用法用量の詳細は以下のとおりです。

1. アレルギー性鼻炎
通常、小児には1日1回0.025~0.05g/kg(エピナスチン塩酸塩として0.25~0.5mg/kg)を用時溶解して経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
ただし、1日投与量はドライシロップとして2g(エピナスチン塩酸塩として20mg)を超えないこと。年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日1回用時溶解して経口投与する。

年齢 標準体重 1日用量
3 歳以上
7 歳未満
14kg以上
24kg未満
0.5~ 1 g
7 歳以上 24kg以上 1~2g

2. 蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

通常、小児には1日1回0.05g/kg(エピナスチン塩酸塩として0.5mg/kg)を用時溶解して経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
ただし、1日投与量はドライシロップとして2g(エピナスチン塩酸塩として20mg)を超えないこと。年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日1回用時溶解して経口投与する。

年齢 標準体重 1日用量
3 歳以上
7 歳未満
14kg以上
24kg未満
1 g
7 歳以上 24kg以上 2g

アレジオンドライシロップ1% 添付文書

アレジオンドライシロップの飲み方

アレジオンドライシロップはヨーグルト風味の甘い味が付いてますが、子供によっては苦味を感じるケースもある薬です。

基本的には少量の水で溶かして飲むのが一般的ですが、飲みにくい場合はオレンジジュース、リンゴジュース、アイスクリーム、プリン、ココアなどに混ぜることで飲みやすくなるとされています2)。逆に嚥下補助ゼリーは飲みにくくなるとされているので注意が必要です。

2) JA 北海道厚生連 帯広厚生病院 薬剤部 お子様への粉薬の飲ませ方について

アレジオンドライシロップの喘息への使用

アレジオンドライシロップは現時点では喘息に対する適応はありません。

アレジオンドライシロップの効能効果は前述の通り、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒であり、気管支喘息の記載はありません。従って、一般的には喘息に使用はしません。

製薬会社の添付文書には、小児の気管支喘息に対する使用に関しては、有効性と安全性が確立していない旨が注意喚起されており、

小児等への投与

小児気管支喘息に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。

アレジオンドライシロップ1% 添付文書

ただし、アレジオンの錠剤には気管支喘息の適応があり、アレジオンドライシロップも成分が同じため、医師の判断で適応外として使用する可能性があります。その場合は医師の処方通りに使用して問題ないと考えられますが、自己判断で喘息にアレジオンドライシロップを使用するのは避けましょう。

アレジオンドライシロップの1歳、2歳への子供の使用

アレジオンドライシロップは具体的な用量が設定されているのが3歳以上であり、1歳未満、1歳、2歳の子供に対しては具体的な用量は製薬会社の添付文書には記載されていません。

また、特に1歳未満の子供に対しては安全性が確立していない旨の注意喚起がされており、注意が必要となります。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない。

アレジオンドライシロップ1% 添付文書

ただし、1歳未満、1歳、2歳の子供に対しても、使用した実績がないわけではなく、副作用などを確認したアレジオンドライシロップ市販後の使用成績調査、特定使用成績調査では、1歳未満で42例中0例(0.00%)、 1歳で94例中 1 例(1.06%)、2歳で158例中 2(1.27%)の副作用が確認された結果が示されており、一概に副作用が出やすい傾向もないことがわかります1)

医師の判断によるものの、仮に1歳未満、1歳、2歳の子供に使用する場合も、体重1kgあたり0.025~0.05gを使用することになると考えられます。

1) アレジオンドライシロップ1% 添付文書

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)