タリオンとアレグラの違いは何?強さなどの違いを徹底比較!併用できるのかも確認しよう

この記事では花粉症やアレルギーの症状で使われる処方薬のタリオンについて、同じ系統の薬で最もよく使われる薬のひとつであるアレグラとの違いを、効果の強さや眠気の出やすさ、使いやすさの点から比較していきたいと思います。また、二つの薬剤を併用できるかについても確認していきます。

<目次>
タリオンとアレグラはともに第二世代の抗ヒスタミン薬
タリオンの方がアレグラよりも効果が強い
タリオンの方がアレグラよりも眠気が出やすい
タリオンとアレグラで飲み方の違いはなし
タリオンとアレグラの併用はあまりしない
タリオンとアレグラの違いの比較まとめ

タリオンとアレグラはともに第二世代の抗ヒスタミン薬

タリオンとアレグラは共に第二世代の抗ヒスタミン薬と言われるグループに分類され、花粉症や蕁麻疹などのアレルギー症状に対して使われる薬であり、基本的には同じような効果が期待できます。
それぞれの薬の効能効果は以下のとおりです。

タリオン効能効果<成人>
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症)

タリオン錠5mg/タリオン錠10mg 添付文書

アレグラ効能効果<成人>
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒

アレグラ錠30mg/アレグラ錠60mg/アレグラOD錠60mg 添付文書

上記の通り使われる適応症は基本的に同じになります。(タリオンはアトピー性皮膚炎は明記されていませんが、湿疹・皮膚炎に含まれるため、アトピーにも使用されます。)
従って、使用できる適応症に関してはアレグラとタリオンに違いはないと言えます。

タリオンの方がアレグラよりも効果が強い

続いてタリオンとアレグラの花粉症やアレルギーに対する効果の強さの違いについて比較していきます。
結論としては、タリオンの方がアレグラよりも効果が強いと言われています。
効果の強さの比較に関しては色々な調査がされており、それらの結果の中で、一般的にタリオンはアレグラより効果が強い傾向があるようです。しかし、その差は大きなものではなく、人によってはさほど変わらない可能性もある程度と言えそうです。

タリオンの方がアレグラよりも眠気が出やすい

前述の通り、効果はタリオンの方が強いと言われている反面、アレルギー薬に付き物である眠気の出やすさは、タリオンの方がアレグラよりも眠くなりやすいと言われています。
アレグラの最大のメリットはほとんど眠くならないという点であり、タリオンはこの点に関してはアレグラより劣ると言えるでしょう。
タリオンの使用中では眠気の恐れがあるため、自動車の運転などは注意するよう注意喚起されていますのでご注意ください。

タリオンとアレグラで飲み方の違いはなし

続いてタリオンとアレグラの飲み方についてですが、共に1回1錠、1日2回というのがスタンダードな使い方であり、飲み方の違いはないと言えるでしょう。
それぞれ、朝食後と夕食後に1錠ずつというケースが多いかと思うので、飲み忘れないようにしましょう。

タリオンとアレグラの併用はあまりしない

タリオンとアレグラを併用できるかという点についてですが、それぞれの説明文書(添付文書)には、タリオンとアレグラを同時に使用するのは禁止されていません。
しかし、共に同じ系統で同じような作用をする薬であり、相乗効果もあまり期待できないため、一般的に併用するケースは少ないと考えれられます。
同じ医師からタリオンとアレグラを同時に処方された場合を除き、自己判断で手元に残っているタリオンとアレグラを同時に飲むようなことは止めましょう

タリオンとアレグラの違いの比較まとめ

タリオンとアレグラの違いについては全順の通りであり、違いの比較をまとめると以下のようになります。
効果の強さ:タリオン > アレグラ
眠くなりにくい:タリオン < アレグラ
使いやすいさ:タリオン = アレグラ (共に1日2回)
上記の通りであり、もしも今飲んでいる薬を変えたいという場合は、医師に相談してみましょう。
また、アレグラは同じ成分がアレグラFXとして市販で買うことができますが、タリオンは現在は市販で買うことはできません。これも違いの一つと言えるでしょう。

おわりに

この記事では花粉症やアレルギーの症状で使われる処方薬のタリオンについて、アレグラとの違いを、効果の強さや眠気の出やすさ、使いやすさの面から比較、そして併用できるかという点を確認していきました。
タリオンとアレグラはいずれも非常に優れた薬であり、それぞに向いている場面が異なっていたりします。今回の記事では自分の生活スタイルに最も合った薬を選ぶことの参考にしていただければと思います。
 
薬を使用する際には必ず添付文書を確認し、決められた用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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