ロキソニンの市販薬の購入方法と病院の処方薬との違い|コンビニで買えるかも

ロキソニンの市販薬の購入方法やコンビニでの購入の可否、病院で出される医療用の処方薬ロキソニンとの違い、副作用や授乳中での使用についても確認していきます。

ロキソニンの市販薬の種類

処方薬である医療用のロキソニンの成分はロキソプロフェンであり、このロキソプロフェンを含んでいる飲み薬の市販薬は現在10種類程度あります。最も代表的なものは処方薬のロキソニンと同じメーカーの第一三共が販売しているロキソニンSであり、その他にもバファリンシリーズからもロキソプロフェンを含んだ市販薬が発売されています。

ロキソニンの市販薬の詳細は以下の通りです。なお、主成分のロキソプロフェンの1日量はどの製品も同じく120mgとなっています。

製品名 成分
(lox以外)
特徴
ロキソニンS
ロキソニンSプラス  酸化マグネシウム 胃に優しい成分が含まれる
ロキソニンSプレミアム アリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェイン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 含まれる成分が多く、頭痛などの鎮静効果が最も高い
バファリンEX 乾燥水酸化アルミニウムゲル  ロキソニンSプラスとは異なる胃に優しい成分
エキセドリンLOX  実質ロキソニンSと同じ
ピタリノールLX  実質ロキソニンSと同じ
ユニペインL  実質ロキソニンSと同じ
ロキソプロフェン錠「AX」 実質ロキソニンSと同じ
ロキソプロフェン錠「クニヒロ」  –  実質ロキソニンSと同じ
ロキベール  –  実質ロキソニンSと同じ
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXα  トラネキサム酸  トラネキサム酸が含まれることにより喉の炎症などに特に有効

※lox:ロキソプロフェン

また、ロキソニンの外用剤(貼り薬)であるロキソニンテープやロキソニンパップも、ロキソニンSテープ、ロキソニンSパップとして市販で販売が開始されました。

ロキソニンSテープが発売|ロキソニンテープの市販薬の効果や効果時間、副作用、価格などについて

ロキソニンの市販薬の購入方法は?コンビニで買えるか?

ロキソニンの市販薬は飲み薬は第1類医薬品に、貼り薬は要指導医薬品に分類されています。この第1類医薬品、要指導医薬品は薬剤師しか販売することができない医薬品であり、市販薬の中でも規制が厳しい部類に入ります。

市販で買える医薬品の分類は以下の通りです。

内容 対応する専門家 インターネット販売
要指導医薬品 安全性に関する調査期間中の医薬品、毒薬及び劇薬のうち厚生労働大臣が指定する医薬品 薬剤師 ×
第1類医薬品 特にリスクの 高い医薬品 薬剤師
指定
第2類医薬品
リスクが比較的高 く、特に注意を要す る医薬品  登録販売者でも可
第2類医薬品 リスクが比較 的高い医薬品 登録販売者でも可
第3類医薬品 リスクが比較 的低い医薬品 登録販売者でも可

ロキソニンの市販薬の具体的な購入方法は、薬剤師のいる薬局・薬店での購入する他、飲み薬に関しては、インターネットでも自分の健康状態や他の薬の服薬情報を相談することで購入することができます。貼り薬はインターネットで買えず対面のみとなります。

コンビニで買えるかという点については、残念ながら通常のコンビニでは買えません。ただし、例外として薬局が併設されており、薬剤師がいるようなコンビニであれば購入することもできると考えられます。今後は薬局が併設されているコンビニも増える傾向にありますので、今後コンビニでロキソニンを市販薬を買えることが一般的になる可能性もあります。

ロキソニンの市販薬と病院で出される医療用の処方薬との違い

ロキソニンの市販薬と病院で出される医療用の処方薬との違いについては、使われる疾患と用法用量が異なるという点が挙げられます。

処方薬のロキソニンと代表的な市販薬であるロキソニンSの効能効果と用法用量は以下の通りです。

処方薬ロキソニンの効能又は効果/用法及び用量

1.下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛
通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。頓用の場合は、1回60~120mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

2.手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎
通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。頓用の場合は、1回60~120mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

3.下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mgを頓用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大180mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

ロキソニン錠60mg/ロキソニン細粒10% 添付文書

市販薬ロキソニンSの効能又は効果/用法及び用量

○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱

次の量を,水又はお湯で服用して下さい。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:2回まで。
症状があらわれた時,なるべく空腹時をさけて服用して下さい。
ただし,再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。
服用間隔は4時間以上おいて下さい。
15歳未満:服用しないで下さい。

ロキソニンS 添付文書

上記の通り、関節リウマチや変形性関節症に関しては処方薬のロキソニンのに適応を持っており、市販薬のロキソニンSを自己判断で使用することは望ましくないと言えます。また、処方薬は最大で1日180mgを使用できるのに対し、市販薬は1日120mgとなっており、医師の適切な診断のもとに使用される処方薬は使える用量も多いことになります。

なお、成分に関しては処方薬のロキソニン、市販薬のロキソニンSではまったく同じであり、効き目の強さという点では同じ量を使用すれば同じだけの効果が得られると考えられます。

市販薬のロキソニンS以外では、ロキソプロフェン以外の成分も含まれているものもあり、この点は処方薬のロキソニンと市販薬との違いと言えます。

ロキソニンの市販薬の副作用と授乳中の使用

ロキソニンの市販薬の副作用に関連する内容として、以下のような注意喚起があります。

・服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
(1)本剤のような解熱鎮痛薬を服用後,過度の体温低下,虚脱(力が出ない),四肢冷却(手足が冷たい)等の症状があらわれた場合
(2)服用後,消化性潰瘍,むくみがあらわれた場合
また,まれに消化管出血(血を吐く,吐き気・嘔吐,腹痛,黒いタール状の便,血便等があらわれる),消化管穿孔(消化管に穴があくこと。吐き気・嘔吐,激しい腹痛等があらわれる),小腸・大腸の狭窄・閉塞(吐き気・嘔吐,腹痛,腹部膨満等があらわれる)の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
(3)服用後,次の症状があらわれた場合
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:腹痛,胃部不快感,食欲不振,吐き気・嘔吐,腹部膨満,胸やけ,口内炎,消化不良
循環器:血圧上昇,動悸
精神神経系:眠気,しびれ,めまい,頭痛
その他:胸痛,倦怠感,顔面のほてり,発熱,貧血,血尿

まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
[症状の名称:症状]
ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに,皮膚のかゆみ,じんましん,声のかすれ,くしゃみ,のどのかゆみ,息苦しさ,動悸,意識の混濁等があらわれる。
血液障害:のどの痛み,発熱,全身のだるさ,顔やまぶたのうらが白っぽくなる,出血しやすくなる(歯茎の出血,鼻血等),青あざができる(押しても色が消えない)等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群):高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
中毒性表皮壊死融解症:高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
腎障害:発熱,発疹,尿量の減少,全身のむくみ,全身のだるさ,関節痛(節々が痛む),下痢等があらわれる。
うっ血性心不全:全身のだるさ,動悸,息切れ,胸部の不快感,胸が痛む,めまい,失神等があらわれる。
間質性肺炎:階段を上ったり,少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる,空せき,発熱等がみられ,これらが急にあらわれたり,持続したりする。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。
横紋筋融解症:手足・肩・腰等の筋肉が痛む,手足がしびれる,力が入らない,こわばる,全身がだるい,赤褐色尿等があらわれる。
無菌性髄膜炎:首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛,発熱,吐き気・嘔吐等があらわれる。(このような症状は,特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている)
ぜんそく:息をするときゼーゼー,ヒューヒューと鳴る,息苦しい等があらわれる。

・服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続又は増強が見られた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
口のかわき,便秘,下痢

ロキソニンS 添付文書

上記の通り、ロキソニンの副作用は頻度はあまり高くないものの、数多くの種類の副作用が報告されています。これらの副作用を予防するには正しい使い方で使用することが第一となります。必ず用法用量を守って使用するようにしましょう。

ロキソニンの市販薬の授乳中での使用

ロキソニンの市販薬は授乳中に使用することは注意が必要です。

ロキソニンSなどロキソニンの市販薬の添付文書には授乳中の人は服用前に医師、薬剤師などに相談することと注意喚起されています。授乳中は自己判断では使用せず必ず専門家に相談するようにしましょう。

しかし、実際には授乳中に誤ってロキソニンを使用してしまった場合も大きな心配は必要ないと考えられます。処方薬のロキソニンにおける製薬会社作成のインタビューフォームでは、授乳中にロキソニンを使用した場合の母乳中のロキソニン濃度を確認したところ、ロキソニンの濃度は検出できないくらい少量だったという結果が公表されています1)。この点から考えるに、授乳中にロキソニンを使用しても薬の成分は母乳にはあまり移行せず、乳児に対しても大きな影響はないと考えられます。

詳細は以下の記事をご確認ください。
ロキソニンの授乳中と妊娠中の使用について解説!注意点を確認して安全な使用を!

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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