チョコラBB口内炎リペアショットの特徴など|口内炎のスプレー薬

口内炎の治療薬としてチョコラシリーズからスプレー式のチョコラBB口内炎リペアショットが発売されました。新しい口内炎の市販薬であるスプレー式のチョコラBB口内炎について解説していきます。

チョコラBB口内炎リペアショットの特徴|スプレータイプの口内炎治療薬

チョコラBB口内炎リペアショットは2016年8月に発売(発売日:2016年8月25日)された、チョコラシリーズ初の口内炎治療薬です。
チョコラBB口内炎リペアショットの特徴は、粘膜修復作用のある成分と、殺菌成分とが含まれているタイプの薬であり、持ち運びに便利な容器のスプレー薬であるため、外出先でも手軽に使用することができ、使い易い市販薬となっています。
従来の口内炎の薬で、同じくスプレータイプの市販薬として、トラフルクイックショットなどもありましたが、異なる点として、チョコラBB口内炎リペアショットには殺菌成分も入っており、口内炎に対してより高い効果が得られる可能性があります。
 

チョコラBB口内炎リペアショットの成分と効果

チョコラBB口内炎リペアショットの成分の成分はアズレンスルホン酸ナトリウム水和物セチルピリジニウム塩化物水和物です。
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物は、炎症を鎮めたり、粘膜を修復するような効果が確認されている成分です。
セチルピリジニウム塩化物水和物は、殺菌作用がある成分であり、口の中やのどの粘膜で細菌の増殖を抑えることが知られています。口臭にも効果があるとされています。
チョコラBB口内炎リペアショットはこれらの2つの成分により、口内炎に対して効果を示すと考えられます。
なお、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物とセチルピリジニウム塩化物水和物は処方薬でも使用される成分であり、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物は錠剤やうがい薬などで使われており、セチルピリジニウム塩化物水和物もうがい薬の他、トローチ剤としても使われています。
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物の成分を含んだ処方薬の代表的なものの一つにアズノールST錠口腔用5mgがあり、この薬は歯茎に挟んで使用するような薬であり、スプレータイプのチョコラBB口内炎リペアショットとは使いかは違うものの、口内炎に対しては74.2%の効果があった1)とされている薬です。
セチルピリジニウム塩化物水和物を含んだトローチ剤の処方薬は、口内炎の他、咽頭炎、扁桃炎などに対して使用されます。口内炎に対しての有効率は記載がないものの、咽頭炎、扁桃炎に対しての有効率は83.6%であったという記載がされており2)、口内炎に対しても一定の効果が期待できると考えられます。
このように処方薬でも高い効果が確認されている2つの成分を含んでいるチョコラBB口内炎リペアショットは、口内炎の他、のどの痛みや腫れなどに対して効果を期待することができます。

<チョコラBB口内炎リペアショットの効能効果>
口内炎、のどの炎症によるのどの痛み・のどのはれ・のどのあれ・のどの不快感・声がれ

チョコラBB口内炎リペアショット 添付文書

1)アズノールST錠口腔用5mg 添付文書
2) セチルピリジニウム塩化物トローチ2mg「イワキ」 添付文書

チョコラBB口内炎リペアショットの副作用

チョコラBB口内炎リペアショットを使用して副作用が出るようなことはほとんどないと考えられます。
含まれる成分はいずれも安全な成分であり、スプレーで吹きかけるタイプの薬であるため、体の中に直接吸収されるのもごく微量であると考えられ、有害な影響は考えにくいと言えます。
製品の添付文書では、皮膚での発疹・発赤、かゆみ、口での刺激感、消化器での胃部不快感、吐き気などが注意喚起されていますが、薬に敏感な体質であるなどの特殊な事情でない限りは、念のため注意しておく程度で問題ないと言えるでしょう。

チョコラBB口内炎リペアショットの価格

チョコラBB口内炎リペアショットは30mLで980円という価格です(メーカー希望小売価格、税抜き)。
同じ口内炎のスプレー薬であるトラフルクイックショット(メーカー希望小売価格:1,050円)などと比較してもコストパフォーマンスは低くないと言えそうです。
また、チョコラシリーズは錠剤などでも広く知られており、ブランドの安心感もあるところが長所の一つですね。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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