カロナールシロップの色や味の特徴と体重別の小児用量|副作用やインフルエンザでの使用、使用期限や保存方法についても

カロナールシロップのについての色や味の特徴や効果、体重ごとの小児用量、使用期限や冷蔵庫での保存方法、副作用などについて添付文書等から解説していきます。

カロナールシロップの特徴や効果|色や味は?

カロナールシロップはアセトアミノフェンの成分を含む解熱鎮痛に効果がある小児用の薬です。

その特徴としてオレンジのが付いており、味もオレンジ風味の甘いとなります。

カロナールシロップの効果は添付文書で以下のように記されており、風邪やインフルエンザにかかった時の解熱や鎮痛目的で使用されます。

小児科領域における解熱・鎮痛

カロナールシロップ2% 添付文書

カロナールシロップの実際の人への効果は臨床試験で確認されており、生後3ヵ月から6歳未満の患者を対象とした試験にて、87.6%の有効率であったことが確認されています1)

1) カロナールシロップ2% 添付文書

カロナールシロップの効果時間と空ける時間の間隔は

カロナールシロップの効果時間は、効果が出るまでの時間の目安がおよそ30分効果が持続する時間が2〜6時間程度であると考えられます。これらの情報はカロナールシロップでは明記されていないものの、同じアセトアミノフェンを含む飲み薬のカロナール錠の添付文書において明記されている情報です。一般的に錠剤よりもシロップ剤の方が吸収が早い傾向があり、効果が早く出ることも予想されますが、上記の効果時間が目安となります。

また、カロナールシロップを連続で使用する場合の空ける時間として、4~6時間以上の間隔が必要と明記されています1)

1) カロナールシロップ2% 添付文書

カロナールシロップの体重ごとの小児用量

カロナールシロップは体重ごとに小児用量が異なる薬です。

カロナールシップの用法用量の詳細は以下の通りです。

通常,乳児,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与する。投与間隔は4~6時間以上とし,1日総量として60mg/kgを限度とする。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

カロナールシロップ2% 添付文書

体重別および年齢の目安ごとの用量は以下の通りです。

体重 年齢の目安 1回用量
アセトアミノフェン シロップ2%
5kg 0歳 50-
75mg
2.5-
3.75mL
10kg 1〜3歳 100-
150mg
5.0-
7.5mL
20kg 4〜7歳 200-
300mg
10.0-
15.0mL
30kg 8〜10歳 300-
450mg
15.0-
22.5mL

カロナールシロップの使用期限や保存方法|冷蔵庫の保存は必要?

一般的に処方薬で薬局にて調剤したのもは防腐剤などが含まれていないため、長期の保存はできません。カロナールシロップの使用期限についても例外ではなく、1ヶ月程度が期限の目安と言えますが、基本的には指示された期間を超えたものについては廃棄するようにしましょう。

また、病院や薬局で渡されたシロップ剤は、冷蔵庫で保存するのが安全と言えます。カロナールシロップは製薬会社からの資料では室温保存でも問題ないとされていますが1)、調剤されたあとはやはり冷蔵庫の方が安全と言えそうです。

1) カロナールシロップ2% 添付文書

参考:北海道薬剤師会 公式サイト
http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/36.pdf

カロナールシロップの副作用

カロナールシロップは安全性が高く副作用が少ない薬です。

子供でも安全に使用できることが知られていますが、少ないながらも報告が挙がっている副作用としては、腹痛、下痢、体温低下、吐き気や嘔吐、過敏症などがあります。

これらの中で過度な体温下降、過敏症が見られた場合には基本的にはカロナールシロップを中止する処置が必要となります。

また、腹痛・下痢に関しては高用量を使用した時に認められる傾向が確認されており、注意が必要です。

ただし、いずれの副作用に関しても頻度は高くなく、頻度が確認されているものは、腹痛1が0.4%、下痢が0.4%、過度の体温下降が1.2%という結果であり、かなり可能性としては低いことが窺えます。

その他の注意点としては、カロナールシロップの成分であるアセトアミノフェンは、市販薬でも多くの薬に含まれている成分であるため、気づかないうちに成分を過剰に摂取してしまうリスクがあると言えます。

アセトアミノフェンを過剰に摂取した場合、重篤な肝障害などが出てしまうケースもあるため、カロナールシロップを使用する時は市販薬を含めた他の薬剤にも注意を払ったり、医師の診断を受けるときや薬局で薬をもらうときに、他に併用している薬をすべて伝えるようにしましょう。

カロナールシロップのインフルエンザへの使用

カロナールシロップはインフルエンザに対しても使用できる解熱鎮痛薬です。

カロナールシロップの成分であるアセトアミノフェンは安全性が高く、インフルエンザの発熱に対しても比較的よく使用される成分です。日本小児科学会も以下のような見解を示し、インフルエンザの時に使用する解熱鎮痛剤はアセトアミノフェンを含むカロナールなどが推奨されています。

一般的に頻用されているアセトアミノフェンによる本症の致命率の上昇はなく、インフルエンザに伴う発熱に対して使用するのであればアセトアミノフェンがよいと考える。

平成12年11月12日 日本小児科学会理事会

インフルエンザにおける解熱鎮痛剤の使用は、特に子供においてインフルエンザ脳症やライ症候群などでリスクが指摘されており、使用に注意が必要です。

解熱鎮痛薬の中でもジクロフェナクやメフェナム酸の成分を含む解熱鎮痛剤はインフルエンザ脳症での使用にて死亡率を上昇させたという報告があります1)。この報告からもインフルエンザの際はカロナールなどの成分であるアセトアミノフェンであれば比較的安全と考えられます。

インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤の使用

全症
例数
死亡
者数
死亡率
解熱剤を使用せず 63 16 25.4
アセトアミノフェン
(カロナールなど)
78 23 29.5
ジクロフェナク 25 13 52.0
メフェナム酸 9 6 66.7
その他の解熱剤 22 5 22.7

1) 平成11年度厚生科学研究「インフルエンザ脳炎・脳症の臨床疫学的研究班」

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)