質問と回答シリーズでは一般の人から寄せられるが多い質問について回答します。
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質問:カロナールは何錠飲めば良いですか?
カロナールを使用する場合、1回何錠飲めばよいですか。妊婦や授乳中で変わりますか?頭痛や歯痛、発熱では?子供の場合は?
回答:基本は医師の指示通り。200、300、500の種類、年齢や体重、頭痛や歯痛などの痛みに使用するか、発熱に使用するかによっても違いますが、目安は決まっています。
カロナールは使用する量に幅がある薬であり、何錠使用するかはカロナールの種類(カロナール200、カロナール300、カロナール500)、年齢や体重、使用する症状(頭痛や歯痛などの痛み、風邪などの発熱)によって異なります((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。基本は医師の指示通りの用量で使用しますが、薬の説明書である添付文書で使用できる範囲は決まっています。
カロナールの子供の使用|飲み合わせや何時間あけるか、何錠使用するか、空腹時の使用、副作用も
目安としては以下の表の通りです。
年齢・症状 | カロナールの種類別1回量 | |||
200錠 | 300錠 | 500錠 | ||
15歳以上 | 痛み(頭痛,歯痛,生理痛など) | 1〜5錠 | 1〜3錠 | 1〜2錠 |
風邪などの発熱・鎮痛 | 1〜2錠 | 1錠 | 1錠 | |
小児 | 10kg | 0.5錠 | – | – |
20kg | 1〜1.5錠 | 1錠 | – | |
30kg | 1.5〜2錠 | 1錠 | – |
カロナールを頭痛や歯痛、生理痛などの痛みに使用する場合
カロナールを頭痛、歯痛、生理痛(月経痛)、腰痛などに使用する場合、15歳以上の成人であれば、1回300~1000mg、1日量で最大4000mgまで使用します。
カロナール200であれば1回に1〜5錠、カロナール300であれば1回に1〜3錠、カロナール500であれば一回に1〜2錠使用することになります。
15歳未満の小児の場合は、1回10~15mg/kg、1日最大で60mg/kgまでとなります。10kgの子供であればカロナール200を1回0.5錠、30kgの子供であればカロナール200を1.5〜2錠、カロナール300を1錠となります。
カロナールを風邪などの発熱・鎮痛に使用する場合
カロナールを風邪などの上気道炎に伴う発熱・鎮痛に使用する場合、15歳以上の成人であれば、1回300~500mg、1日量で最大1500mgまで使用します。
カロナール200であれば1回に1〜2錠、カロナール300及びカロナール500であれば1回に1錠使用します。
15歳未満の小児の場合は、1回10~15mg/kg、1日最大で60mg/kgまでとなります。10kgの子供であればカロナール200を1回0.5錠、30kgの子供であればカロナール200を1.5〜2錠、カロナール300を1錠となります。
妊婦や授乳中でも使用する錠数は同じ
カロナールを使用する量は、妊娠中の妊婦や授乳中においても基本的に変わりありません。
ただし、医師の裁量で量をやや減らして使用するケースもあるため、医師には必ず妊娠中・授乳中である旨を伝え、何錠使用するかの指示を受けるようにしましょう。
カロナールの授乳中の使用する量は?|生理痛・頭痛・歯痛・熱に何錠使用するかや間隔も
カロナールの妊婦・妊娠中の使用する量や影響は|頭痛・歯痛・風邪に何錠使用するかや間隔など
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。
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