ロキソプロフェンとロキソニンの違いは?同じ効果とそれぞれの比較、併用や飲み合わせ、薬価も

ロキソプロフェンとロキソニンについて、その違いの比較や効果、薬価、併用や飲み合わせについて確認していきます。

ロキソプロフェンとロキソニンの違いと比較

ロキソプロフェン」は解熱鎮痛作用を持つ薬の成分であり、処方薬のロキソニンや市販薬のロキソニンSなどに含まれてます。含まれる成分は正式にはロキソプロフェンNa(ロキソプロフェンナトリウム)水和物であり、錠剤にはロキソプロフェンNaが60mg含まれています。

ロキソプロフェンの種類には60mgの錠剤の他、粉薬の細粒、貼り薬のいわゆる湿布であるテープ剤やパップ剤などがあります。

一方、「ロキソニン」は前述の通りロキソプロフェンの成分を含む代表的な医薬品の製品名です。

ロキソプロフェンとロキソニンの違いは主に以下の2パターンに分類されます。

①薬の成分名か製品名かの違い
②先発医薬品かジェネリック医薬品かの違い

①は薬の成分名か商品名(製品名)かの違いという話であり、実質同じものと言えます。
このケースでは、ロキソニンの成分はロキソプロフェンNaであるため、同じものを指していると言えます。

②はジェネリック医薬品の製品名が「ロキソプロフェン」という場合です。
近年はジェネリック医薬品の製品名として成分名がそのまま用いられるため、ロキソニンのジェネリック医薬品はロキソプロフェンという名称で販売されているのが一般的です。したがって、ロキソプロフェンとロキソニンの違いは先行して販売している先発医薬品とジェネリック医薬品の違いとも言えます。

先発医薬品とジェネリック医薬品は成分が同じため、同じ作用が期待できますが、添加物などがメーカーによって異なるケースも多く、場合によっては使用感に違いを感じるケースもありますが、厚生労働省から認められている効果は基本的には同じとなります。

成分としてロキソプロフェンを含むものを比較すると以下のようになります。

区分 製品名 ロキソプロフェン以外の成分
先発医薬品 ロキソニン錠60mg
先発医薬品 ロキソニン細粒10%
先発医薬品 ロキソニンテープ50mg/ロキソニンテープ100mg
先発医薬品 ロキソニンパップ100mg
ジェネリック医薬品 ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」など
ジェネリック医薬品 ロキソプロフェンNa細粒10%「サワイ」など
ジェネリック医薬品 ロキソプロフェンNaテープ50mg「トーワ」など
ジェネリック医薬品 ロキソプロフェンNaパップ100mg「トーワ」など
市販薬 ロキソニンS
市販薬 ロキソニンSプラス 酸化マグネシウム
市販薬 ロキソニンSプレミアム アリルイソプロピルアセチル尿素、
無水カフェイン、
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

ロキソプロフェンとロキソニンの効果|同じ効果が得られる

ロキソプロフェンとロキソニンは前述のとおり、「薬の成分名か製品名かの違い」もしくは「先発医薬品かジェネリック医薬品かの違い」であり、効果という面ではロキソプロフェンもロキソニンも同じ効果が得られると言えます。

実際に錠剤におけるロキソニンとジェネリック医薬品のロキソプロフェンについて、厚生労働省から認められている効能効果を比較しても全く同じ内容になっています。

ロキソニン錠60mgの効能効果

①下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛

②手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎

③下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

ロキソニン錠60mg/ロキソニン細粒10% 添付文書

ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「クニヒロ」の効能効果

(1)下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛

(2)手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎

(3)下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「クニヒロ」 添付文書

ロキソプロフェンとロキソニンの薬価の違い、比較

ロキソプロフェンとロキソニンの薬価について、ジェネリック医薬品のロキソプロフェンの方が薬価が低く設定されています

2018年4月改定時点の薬価は、錠剤に関してはロキソニン錠60mgが1錠14.5円であるのに対し、ジェネリック医薬品のロキソプロフェンは5.6〜9.6円となっており、ロキソプロフェンの方が安価な薬価となっています。

テープ剤ではロキソニンテープ50mgが1枚22.7円であるのに対し、ジェネリック医薬品のロキソプロフェンナトリウムテープ50mgは12.1〜12.8円、ロキソニンテープ100mgが1枚34.6円であるのに対し、ロキソプロフェンNaテープ100mgは17.0〜19.8円となっており、ロキソプロフェンテープの方が安価な薬価となっています。

ロキソニンの代表的な製剤であるロキソニン錠とジェネリック医薬品であるロキソプロフェンとの薬価の比較は以下の通りです。

製品名 薬価
ロキソニン錠60mg 14.5円
ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「クニヒロ」 5.6円
ロキソプロフェンNa錠60mg「KN」,「NPI」,「TCK」,「アメル」,「サワイ」,「ツルハラ」,「トーワ」,「三和」,「日新」,「YD」,「テバ」 7.8円
ロキソプロフェン錠60mg「EMEC」 7.8円
ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「CH」,「日医工」 7.8円
ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「ファイザー」 9.6円

ロキソプロフェンとロキソニンの併用、飲み合わせ

前述の通り、ロキソプロフェンとロキソニンは同じ成分の薬と言えるため、飲み合わせるものではなく、併用はしません

飲み薬の場合、同じ薬を単純に倍量摂取しているだけであるため、自己判断で併用することは避けましょう。

外用薬の場合も特に併用するようなメリットはありません。どちらかに統一して使うようにしましょう。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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