ムコダインを市販で買うには|ムコダインと同じ成分を含む市販薬、子供向けのもの、副鼻腔炎の使用は

痰切り薬のムコダインについて、同じ成分を含む市販薬などを確認していきます。

ムコダインの特徴

ムコダインはカルボシステインを成分とする薬であり、風邪、気管支炎、喘息などにおける去痰作用、副鼻腔炎の排膿に対する効果が認められています((ムコダイン錠250mg/ムコダイン錠500mg 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/230109_2233002F1174_1_02.pdf))。
ムコダインの特徴は粘液の調整作用及び粘膜の正常化作用により喀痰、鼻汁、中耳貯留液の排泄を促進する薬であり((ムコダイン錠250mg/ムコダイン錠500mg インタビューフォーム http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/230109_2233002F1174_1_004_1F))、安全面も比較的高い点が挙げられます。
ムコダインには250mg錠と500mg錠の錠剤、主に子供で使用されるムコダインドライシロップ50%、ムコダインシロップ5%の剤型があります。

ムコダインの成分と市販での販売

 
ムコダインの成分であるL-カルボシステインは市販でも販売されている成分であり、市販薬として購入することができます。
「ムコダイン」という販売名の市販薬はありませんが、いわゆる風邪薬の総合感冒薬として、もしくは痰切り薬、咳止め薬として市販で販売されています。

ムコダインの成分を含む痰切りの市販薬|子供でも使えるもの|副鼻腔炎の使用は

ムコダインの成分を含む去痰薬(いわゆる痰切り)の薬は数種類販売されていますが、代表的な製品がストナ去たんカプセルです。
ストナ去たんカプセルはムコダインの成分であるL-カルボシステインを1カプセルあたり125mg含み、1日量として750mg摂取することになります。これはムコダイン錠250mgを1錠1日3回使用するのと同じ計算となります。さらにストナ去たんカプセルは処方薬の去痰薬ビソルボンと同じ成分であるブロムヘキシン塩酸塩も含むため、2種の去痰成分から痰切りの作用が期待できます。
ストナ去たんカプセルをはじめとしたカルボシステインを含む市販の去痰薬は、子供に対しては8歳以上の小児であれば、15歳以上の半量で使用することができます。
なお、これらの去痰薬は効能効果が「たん,たんのからむ咳」のみであり、ムコダイン、ムコダインドライシロップで効果が認められている副鼻腔炎の排膿や中耳炎の排液は適応の範囲外となりますので注意しましょう。

ムコダインの成分を含む咳止めの市販薬|子供でも使えるものは

ムコダインの成分を含む鎮咳去痰薬(咳止め)の薬についても数種類販売されており、代表的な製品として、新エスエスブロン錠エースクールワンせき止めGXなどがあります。
新エスエスブロン錠エースクールワンせき止めGXはいずれもムコダインの成分であるL-カルボシステインを1日として750mg含み、こムコダイン錠250mgを1錠1日3回使用するのと同じ量となります。いずれの薬剤もその他の成分として鎮咳成分のジヒドロコデインリン酸塩、気管支拡張作用があるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、アレルギー性の咳を鎮めるクロルフェニラミンマレイン酸塩の成分を含み、痰切りの他、咳止めとしての効果も期待できます。
これらの薬は現時点では、8歳以上であれば子供でも使用することができることになっていますが、鎮咳成分であるジヒドロコデインに関して、呼吸抑制などのリスクから米国等において12歳未満の小児等への使用が禁忌(使用できない)となり、2017年7月に日本においても原則使用しないようにする通知が出ました((薬生安発0704第2号, 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長))。
したがって、現時点は完全に制限されていないものの、これらの市販薬も「12才未満の小児には、医師の診療を受けさせることを優先してください。」という注意喚起がなされています。
したがって、8歳未満の子供は使用せず、8歳以上でも12歳未満の子供の場合においてもなるべく使用は避けるようにしましょう。

ムコダインの成分を含む風邪薬の市販薬|子供でも使えるものは

ムコダインの成分を含む総合感冒薬(いわゆる風邪薬)についても数種類販売されており、代表的な製品として、ストナプラスジェルSパブロンSゴールドW錠ベンザブロックLプラス錠などがあります。
ストナプラスジェルSはジヒドロコデインリン酸塩の鎮咳薬に加え、ノスカピンの鎮咳成分も含むため、痰の他、咳が特に気になる場合に向いている風邪薬です。パブロンSゴールドW錠は、去痰成分としてムコダインの成分であるカルボシステインの他、処方薬で同じ去痰薬のムコソルバンの成分であるアンブロキサールも含む市販薬であるため、特に痰が気になる風邪に向いていると言えます。ベンザブロックLプラス錠は解熱鎮痛成分としてイブプロフェンを含む点が特徴であり、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンの上記2薬と比較し、熱や痛みが気になる場合に向いていると言えます。
上記のうち、子供に対しては使用する場合は、ベンザブロックLプラス錠が15歳未満は服用できない点、ストナプラスジェルSが12歳未満は使用できない点に注意が必要です。パブロンSゴールドW錠に関しても現時点では8歳以上であれば使用できることになっていますが、前述(「ムコダインの成分を含む咳止めの市販薬」の項参照)のジヒドロコデインリン酸塩を含む製剤に該当するため、「12才未満の小児には、医師の診療を受けさせることを優先してください。」という注意喚起がされており、12歳未満の子供にはあまり向いていない薬剤となります。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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