アレロックの時間と間隔|効き始めの時間、効き目の持続時間、眠気の注意する時間や授乳の時間も

アレロックの時間と間隔について、添付文書等から確認していきます。

アレロックの特徴と時間

アレロックはオロパタジンを成分とする第二世代の抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬に分類される薬の一つです。花粉症をはじめとした鼻水・鼻づまり・くしゃみなどが症状となるアレルギー性鼻炎や、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎などに対して効果が認められている薬剤です((アレロック錠2.5/アレロック錠5 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/230124_4490025F1023_1_26.pdf))。
アレロックの特徴は第一世代の抗ヒスタミン薬よりも眠気を感じにくく、第二世代の抗ヒスタミン薬に分類される薬の中では比較的強い効果が見込める点が挙げられます。アレグラなどの眠気を最も感じにくい抗ヒスタミン薬では効果が不十分な場合に、アレロックに切り替えるといったケースもあり、効果の高さを期待するには向いている薬の一つです。
アレロックは効き始めるまでの時間・効果発現時間が1時間程度と想定される薬で比較的即効性に優れており、また、1日2回の使用で効き目が1日中持続することが確認されています。
 

アレロックの効き始めの時間・効果発現時間|蕁麻疹の結果は

アレロックは比較的高い即効性がある薬です。
アレロックは最高血中濃度に到達するまでの時間(Tmax)が1時間程度であり((アレロック錠2.5/アレロック錠5 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/230124_4490025F1023_1_26.pdf))、高い即効性があることが特徴の一つです((Pocket Drugs 2017, 医学書院))。
アレロックの成分であるオロパタジンの効果発現時間を確認した試験の一例として蕁麻疹の抑制効果を確認したものがあります。健康成人に対するヒスタミン皮内反応に対する抑制試験では、オロパタジンは投与後70分において紅斑・膨疹(蕁麻疹の一種)に対する抑制効果が認められたことが確認されています((山田 秀和ほか, 皮膚の科学4(5), 2005))。
この点からもアレロックは1時間程度で効き始めることが想定されます。

アレロックの効き目の持続時間・効果持続時間

アレロックの効き目の持続時間は1回で半日程度と考えられます。
アレロックは臨床試験において朝と就寝前の1日2回使用で効き目が確認されており((アレロック錠2.5/アレロック錠5 インタビューフォーム http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/230124_4490025F1023_1_010_1F))、1回の使用で半日程度は効果が持続すると考えられます。

アレロックの使用する間隔

アレロックの用法用量は1日2回、朝と就寝前の使用となります。

【用法用量】
成人:通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mgを朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:通常、7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩として5mgを朝及び就寝前の1日2回経口投与する。

アレロック錠2.5/アレロック錠5 添付文書

アレロックの空けるべき間隔は明記されていないものの、7〜8時間、できれば半日程度間隔を設けるのが望ましいと考えられます。アレロックの薬のしおりでは、朝の分の飲み忘れた場合、昼ごろまでに気づいた場合は服用するように明記されており、それ以降は服用しないように注意喚起されています((アレロック錠5 くすりのしおり http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=8735))。一般的な人では昼頃から就寝時間までは8〜12時間程度はあるため、この点からも半日近くの使用間隔を設けるのが望ましいと考えられます。
また、アレロックの薬物動態のデータでは、アレロックの成分5mgを使用した時の成分濃度が半分になるまでの時間である半減期(T1/2)は8.75±4.63時間とされており、この点からも8時間前後は間隔を空けるのが安全と考えられます。

アレロックと眠気の副作用の時間

アレロックの眠気の副作用がでる時間、続く時間などを検討したデータはあまりありませんが、一般的にはアレロックの成分の血中濃度にある程度相関があると想定されます。
アレロックを含めた抗ヒスタミン薬で眠気が出る理由は、アレルギーの原因となるヒスタミンは同時に脳の覚醒に影響する作用をもっており、抗ヒスタミン薬はそのヒスタミンの作用を阻害してしまうため、脳の覚醒が阻害され、眠気が出ると考えられています。
アレロックの血中濃度は、単回で使用した場合、5mgで最高血中濃度到達時間(Tmax)が1.00±0.32時間、その後徐々に濃度が下がっていき、半減期(T1/2)が8.75±4.63時間とされています((アレロック錠2.5/アレロック錠5 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/230124_4490025F1023_1_26.pdf))。
脳内移行と血中濃度は必ずしも比例しませんが、一般的に血中濃度が高い時間帯はやはり眠気に注意が必要と考えられます。

アレロックの授乳の時間と間隔

アレロックの授乳中の使用は、製薬会社からは推奨していないものの、実際には乳児への影響は限定的と考えられ、医師によっては授乳中もアレロックを処方するケースがあります。
アレロックODは顆粒剤が子供でも使用される薬です。一般的には2歳以上とされているものの、場合によっては2歳以下の子供でも使用されることがあり、母乳経由で乳児が摂取しても影響は限定的と考えられます。
アレロックを授乳中に使用するものの、その間は授乳を中止するという判断になった場合、授乳を再開するタイミングも処方医の先生と十分に相談しておくようにしましょう。
製薬会社の公式サイトでは、「万全を期する意味では本剤服用中止後5-7日程度は授乳を避けたほうが良いと考えられます。」と情報提供されおり((協和発酵キリン 医療関係者向けサイト))、最も安全な対処は1週間程度経過した後に再開するというものです。
ただし、上記は最大限に安全を考えた場合のケースであり、実際には数時間〜数日程度で授乳再開を許可されるケース、もしくは授乳を中止せず使用を許可されるケースもあります。この点についても、授乳中であることを伝えた上で医師が判断した結果であればその指示に従うようにしましょう。
 
 
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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