アレグラの小児の使用|子供の用量や適応、副作用について、ドライシロップも

 
アレグラの特徴、小児に対する効果、用量、眠気などの副作用、市販での購入などについて添付文書等から確認していきます。

アレグラの特徴と小児の使用

アレグラはフェキソフェナジンを成分として含み、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患などに対して効果が認められている薬です((アレグラ錠 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/780069_4490023F1024_1_22.pdf))。
アレグラの特徴は、一般的な抗ヒスタミン薬で問題となる眠気が少ないという点が挙げられます((アレグラ インタビューフォーム http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/780069_4490023F1024_1_022_1F))。
アレグラには12歳以上の小児と成人で使用するアレグラ錠60mg、水なしで飲めるアレグラOD錠60mg、主に7歳以上12歳未満の小児で使用され、成人量の半分の量であるアレグラ錠30mg、主に6ヶ月以上の乳児から使用されるアレグラドライシロップの種類があります。
今回は主にアレグラ、アレグラドライシロップの小児に対する使用について確認していきます。

アレグラの小児への適応、効果

アレグラの小児に対する適応は、成人と変わりなく、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患などに対して効果が認められています。
アレグラ錠、アレグラドライシロップの効能効果の詳細は以下の通りです。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒

アレグラ錠30mg/アレグラ錠60mg/アレグラOD錠60mg/
アレグラドライシロップ5% 添付文書

アレグラの小児の風邪への効果

アレグラは小児における風邪の鼻炎症状に対しては基本的に効能効果の範囲外となります。
ただし、風邪をひいたときの鼻炎症状でもアレルギー性の要因が関わっているようなケースでは一定の効果が期待でき、実際には医師によっては処方されるケースが多くあります。
また、比較的アレグラの成分と近い系統であるペリアクチンなどは「感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽」が効能効果として認められています。
鼻炎の症状で風邪と思ってクリニックにかかってアレグラを処方された、というケースでは指示された通り使用して問題ないと言えるでしょう。ただし、自己判断で手持ちのアレグラを風邪で使うようなことは避けましょう。

アレグラの小児の用量|使用する量は半分になる?

アレグラを小児に使用する場合、年齢によって使用する量が異なってきます
小児でも12歳以上であれば、15歳以上の成人と同量となり、1回にアレグラ錠(もしくはOD錠)60mgを1錠、1日2回使用します。
7歳以上12歳未満の小児では、12歳以上の半分の量となり、1回にアレグラ錠30mgを1錠、1日2回使用するのが一般的な使い方です。
2歳以上7歳未満の小児では錠剤でなくドライシロップ剤を使うのが一般的となります。1回にアレグラドライシロップの0.6g包装を1包、1日2回使用します。なお、この量はアレグラ錠30mgを1日2回使用するのと同じ量となります。
6ヶ月以上2歳未満の小児では、2歳以上7歳未満の半分の量となり、1回にアレグラドライシロップ0.3g包装を1包、1日2回使用します。
アレグラ錠、アレグラドライシロップの用法用量の詳細は以下の通りです。

通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
通常、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。

アレグラ錠30mg/アレグラ錠60mg/アレグラOD錠60mg 添付文書

<小児>
通常、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとして1.2g)、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
通常、2歳以上7歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)、6ヵ月以上2歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回15mg(ドライシロップとして0.3g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。

アレグラドライシロップ5% 添付文書

アレグラの小児の副作用

アレグラの小児に対する副作用に関して参考になるものとして、臨床試験の結果があり、錠剤の国内臨床試験において、総症例158例中、13例(8.2%) に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められ、主な 副作用は眠気5例(3.2%)、ALT(GPT)上昇3例(1.9%)、 γ-GTP上昇2例(1.3%)、喘息増悪2例(1.3%)、ドライシロップでは国内臨床試験において、総症例212例中、2例(0.9%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められ、眠気1例(0.5%)、白血球減少1例(0.5%)であったとされています((アレグラドライシロップ 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/780069_4490023R2027_1_03.pdf))。
上記の結果から、アレグラは小児の使用に関しても副作用について大きな心配は必要ないと考えられます。長期で服用するような場合は肝機能の検査値などに多少注意してみましょう。

アレグラの小児における眠気の副作用

 
アレグラは小児に使用した場合でも、前述の結果の通り眠気の副作用の頻度は高くなく、問題になるケースはあまりないと言えるでしょう。

アレグラの小児における市販での購入

アレグラは小児向けの市販薬が販売されており、市販でも購入することができます。
アレグラの小児向けの市販薬はアレグラFXジュニアであり、その用量は12〜14歳の小児では1回2錠を1日2回、朝夕に使用、7〜11歳の小児では半分の量となり、1回1錠を1日2回、朝夕に使用します。
7歳未満では残念ながら市販のアレグラで対象となるものは販売されていません。
市販のアレグラFXジュニアの注意点として、処方薬と適応がやや異なり、鼻のアレルギー症状の緩和のみが効能効果として認められています。蕁麻疹や皮膚疾患に関しては市販薬では明記されていない点に注意しましょう。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。
 

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