マーロックスの効果や副作用|飲み方や市販での購入など

マーロックスの特徴、効果、使い方、副作用、飲み合わせ、授乳中の使用、妊娠中の使用、薬価、市販での購入などについて添付文書等から確認していきます。

マーロックスの特徴

マーロックスは乾燥水酸化アルミニウムゲル、水酸化マグネシウム配合剤を含む制酸剤であり、胃炎や胃潰瘍などの消化器症状に対して効果がある薬です1)

マーロックスの特徴として用量がある程度自由に設定できる点や、潰瘍部位に選択的に付着する作用が知られています2)

マーロックスの飲み方は顆粒状のまま飲む方法の他、1gあたり10mLの水に懸濁させて服用する飲み方があります。

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書
2) マーロックス懸濁用配合顆粒 インタビューフォーム

マーロックスの一般名

マーロックスの一般名は、製薬会社の資料では乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウムとされています2)

また、資料によっては水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウムシロップ用などの表記もされています。

2) マーロックス懸濁用配合顆粒 インタビューフォーム

マーロックスの効果

マーロックスは胃や十二指腸の潰瘍、胃炎などの消化管症状に対して効果がある薬です。

マーロックスの効能効果の詳細は以下の通りです。

下記疾患における制酸作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常

マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスの作用機序

マーロックスの作用機序は水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウムによる制酸作用です。

胃潰瘍、胃炎などの消化器症状は胃酸が原因のひとつとされており、マーロックスは水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウムによる制酸作用により胃酸を中和することによって消化器症状を改善します。

その他、マーロックスには胃粘膜付着作用や抗胃粘膜病変・抗潰瘍作用も確認されており、病変部位に対して効果的に作用することが期待できます。

マーロックスの実際の効果

マーロックスの実際の患者さんに対する効果は胃炎、胃・十二指腸潰瘍、上部消化管機能異常の患者さんに対する使用で確認されており、その有効率は91.8%(78/85例)とされています1)

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスの使い方・飲み方

マーロックスは1日に1.6g〜4.8gを数回に分けて使用するのが一般的な使い方になります。実際には1.2g包単位で処方されるケースが多く、症状がある時に使うよう指示されるケースもあります。

マーロックスの飲み方は顆粒状のまま飲む他、マーロックス1gあたり10mLの水に懸濁させて使用します。1.2g包を1包使用する場合は12mL程度の水で服用するのが標準的な飲み方となります。

マーロックスの用法用量の詳細は以下の通りです。

通常成人には1日1.6g~4.8gを数回に分割し、本品1gに対し用時約10mLの水に懸濁して経口投与するか、または、そのまま経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスは食後よりも食前・食間

マーロックスは直接胃粘膜に付着する作用が確認されているため、食後に使用するよりも胃の中が空の状態である食前、食間(食事の前後2時間程度)、就寝前などに使用するのが効果的と考えられます3)。ただし、用法用量の詳細については医師かが患者さんの容態を見て決めるため、最終的には医師の指示に従うようにしましょう。

3) Pocket Drugs 2017, 医学書院

マーロックスの副作用

マーロックスの副作用は73例の使用例に対する頻度で5.5%とされており、便秘が2.74%、下痢が1.37%、軟便が1.37%とされています2)

また、長期の使用でアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血などの報告もあるため、長期で使用する場合は定期的に医師の診察を受けることも重要です。

重大な副作用は報告されておらず、副作用に対してはあまり過敏になる必要はない薬と言えるでしょう。

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書
2) マーロックス懸濁用配合顆粒 インタビューフォーム

マーロックスの飲み合わせ

マーロックスは他の薬との飲み合わせに関して、併用に注意が必要な薬がいくつかあります1)

併用注意が必要なものは以下の通りです。

成分名等 代表的な薬剤
ペニシラミン メタルカプターゼ
ミコフェノール酸 モフェチル セルセプト
アジスロマイシン水和物 ジスロマック
テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン
ミノサイクリン 等
ミノマイシン
ニューキノロン系抗菌剤
エノキサシン水和物
シプロフロキサシン
ノルフロキサシン 等
クラビット、ジェニナック
ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤
エチドロン酸二ナトリウム
ダイドロネル
ジギタリス製剤
ジゴキシン 等
ジゴキシン
甲状腺ホルモン剤
レボチロキシンナトリウム水和物 等
チラーヂン
胆汁酸製剤
ウルソデオキシコール酸
ケノデオキシコール酸
ウルソ
フェキソフェナジン アレグラ
鉄剤
硫酸鉄水和物
フマル酸第一鉄 等
フェロ・グラデュメット
セフジニル
セフポドキシム プロキセチル
セフゾン、バナン
活性型ビタミンD3製剤
アルファカルシドール
カルシトリオール
アルファロール、エディロール
クエン酸製剤
クエン酸カリウム
クエン酸ナトリウム水和物 等
ウラリット
血清カリウム抑制イオン交換樹脂
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
アーガメイト
大量の牛乳
カルシウム製剤
ドルテグラビルナトリウム テビケイ

上記のような薬剤の中でも特に注意が必要なものとして抗菌剤、抗生物質が挙げられます。

ジスロマック(アジスロマイシン)、セフゾン(セフジニル)、クラビット(レボフロキサシン)などは比較的使用するケースも多く、マーロックスはこれらの抗生物質、抗菌剤の効果を減弱される可能性が指摘されており、併用する場合は一定時間の間隔を設けるなどの対策をするケースもあります。

また、大量の牛乳やカルシウム製剤との飲み合わせではmilk-alkali syndromeと言われる状態になる可能性が指摘されているため、こちらも注意が必要です。

実際にどのような対策をとるかは個々のケースによって異なるため、必ずかかりつけの医師、薬剤師の指示に従うようにしましょう。

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスの授乳中の使用

マーロックスは授乳中の使用に関して、製薬会社からは特別な注意喚起はされていません1)

基本的には授乳中でも使用できる薬と考えて問題ないと言えるでしょう。

ただし、実際に授乳中にマーロックスを使用するかは、処方医の先生の判断となります。マーロックスに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は授乳中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスの妊娠中の使用

マーロックスは妊娠中の使用に関して、製薬会社からは特別な注意喚起はされていません1)

妊娠中に関しても基本的には安心して使用できる薬と言えるでしょう。

ただし、実際に妊娠中にマーロックスを使用するかは、処方医の先生の判断となります。マーロックスに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は妊娠中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。

1) マーロックス懸濁用配合顆粒 添付文書

マーロックスの薬価、ジェネリック

マーロックスの2016年4月改定(2018年3月まで)の薬価は、1gあたり17.0円となっています。

なお、マーロックスはジェネリック医薬品に分類される医薬品ですが、マーロックス懸濁用配合顆粒の先発医薬品に該当する医薬品は現在はありません。同一成分でよく使われるものとしてマルファ懸濁用配合顆粒もあり、薬価は同じ17.0円となっています。

その他、同じ成分を含む薬としてアイスフラット懸濁用配合顆粒、ディクアノン懸濁用配合顆粒、マーレッジ懸濁用配合DS、マックメット懸濁用配合DS、リタロクス懸濁用配合顆粒などの薬があり、これらは薬価が6.4円となるため、同じジェネリック医薬品ですが、マーロックスよりも経済的と言えます。

マーロックスの市販での購入

マーロックスの成分は市販薬でも販売されている成分ですが、全く同じ成分を同じ割合で含んでいる市販薬はありません。

比較的近いものとして、コランチルA顆粒などがあります。コランチルA顆粒は1包中に乾燥水酸化アルミニウムゲル400mg、酸化マグネシウム200mg、ジサイクロミン塩酸塩5mgの成分を含み、胃痛,腹痛,さしこみ(疝痛(せんつう),癪(しゃく)),胃酸過多,胸やけに対する効能効果を有しています。

マーロックスの代替薬を市販で購入する場合には上記のような薬が候補になると言えるでしょう。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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