熱、頭痛、痛み、炎症

カロナール錠300の効果や副作用|子供の使用や解熱・腰痛・生理痛と授乳中・妊娠中の使用

カロナール錠300について、大人と子供別や体重ごとに頭痛や解熱に対して何錠使用するかや、頭痛、生理痛、喉の痛み、腰痛、歯痛などへの効果、使い方、副作用の種類、飲み合わせ、授乳中と妊娠中での使用、インフルエンザでの使用、カロナール200やロキソニンとの違いなどについて添付文書等から確認していきます。

カロナール300の特徴

カロナール錠300はアセトアミノフェンの成分を1錠中に300mg含む解熱鎮痛薬の一つであり、頭痛、腰痛、生理痛、風邪の解熱、小児の解熱など様々なケースで使用される薬です((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。
解熱鎮痛剤の中でも一般的であるロキソニンなどとは異なり、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)には分類されない解熱鎮痛剤です。
カロナール錠300の特徴として、成人に対する用量の最低用量に対応できている点があり((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 インタビューフォーム))、大人や20kg以上の子供であれば1回1錠で使用するケースがあります。
また、アセトアミノフェン製剤の全般の特徴として、小児から安全に使用できる内服薬であり、NSAIDsに分類される解熱鎮痛剤と異なり消化性潰瘍の発生が少ない点が挙げられます((Pocket Drugs 2017, 医学書院))。

カロナール300の効果|頭痛、生理痛、腰痛、解熱など

カロナール錠300は、頭痛、腰痛、生理痛(月経痛)、風邪での解熱や喉の痛み、子供に対する解熱など様々な症状に対して効果が認められている薬です。
カロナール錠300の効能効果の詳細は以下の通りです。

1.下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症
2.下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
3.小児科領域における解熱・鎮痛
カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書

カロナール300の作用機序

カロナール錠300の作用機序は解熱作用と鎮痛効果で異なると考えられており、解熱作用に関しては、視床下部の体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張させて体温を下げる、鎮痛作用は視床と大脳皮質の痛覚閾値(痛みを感じる閾値)を高めることによる((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))、と推察されています。
なお、解熱効果は平熱時にはほとんど体温に影響を及ぼさず、発熱時には投与3時間当たりで、最大効果を発現する点や、抗炎症作用はほとんどないという点も特徴として挙げられます((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 インタビューフォーム))。
なお、カロナールが使われる場面の一つに喉の痛み(咽頭痛)もありますが、喉の痛みは一般的に喉に炎症が起きているケースが多いです。カロナールは前述の通り鎮痛作用はあるものの、抗炎症作用はあまりないため、喉の痛みに対して使用する場合はトラネキサム酸(製品名:トランサミンなど)と合わせて使用するとより効果的と考えられます。

カロナール300の効果時間

カロナールは服用してから30分程度で効果が現われ始めて、2〜6時間程度持続するとされています。また、使用の間隔は4~6時間以上空けるようにします((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。
カロナールの効果や効き目の強さ、時間、間隔など

カロナール300の実際の効果

カロナール錠300を含めたアセトアミノフェン製剤の効果は、実際の患者さんに対する使用にて確認されており、内科領域では18~69歳の患者計55例に38℃発熱時又は疼痛発現時に頓用した結果、有効率は解熱で71.4% (15/21)、鎮痛で70.6%(24/34)であった、とされています。また、歯科領域では歯痛、抜歯後疼痛を有する16~69歳の患者計32例で、疼痛発現時に頓用した結果、有効以上が59.4%(19/32)、やや有効以上では90.6%(29/32)であり、全体の有効率では66.7%(58/87)とされています((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。
カロナールの効果の強さは一般的にロキソニンなどの解熱鎮痛剤ほどではないと言われていますが、その反面非常に安全面で優れている薬とされています。大人、お年寄り、子供、いずれのケースでも鎮痛や解熱目的でも比較的安全に使用することができます。また、近年ではカロナールなどのアセトアミノフェン製剤でも高用量で使用すると、ロキソニンにも劣らない効果が得られるケースがあることが報告されており、適切な使用法をすることで非常に高い効果も期待できる薬です((郡司 敦子ほか, 歯科薬物療法 Vol. 28 (2009) No. 3))。

カロナール300の使い方

カロナール錠300は年齢や疾患によって使用する錠数が違ってくる薬です。
カロナール錠300の用法用量の詳細は以下の通りです。

(1)下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~1000mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
(2)下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~500mgを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
(3)小児科領域における解熱・鎮痛
通常,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい

カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書

カロナール300の大人での使用|1回1〜2錠が多く、最大3錠

カロナール錠300大人では1回に1〜2錠使うケースが多く、最小で1錠、最大で3錠使用することができます。
カロナール錠300の用法用量を確認すると、頭痛、腰痛、生理痛、歯痛などに対しては1回300~1000mg、解熱目的は1回300~500mgとされています。
カロナール300は1錠中の成分が300mg含まれていますので、頭痛、腰痛、生理痛などに対しては1回で1錠〜3錠、解熱目的では1回1錠となります。

大人の
錠数
頭痛、腰痛、生理痛などの痛み 解熱目的
での使用
カロナール錠300 1〜3錠 1錠

カロナール300の子供の使用|体重別の使用量は20kg、30kgで1回1錠

カロナール錠300子供での使用量は通常は20kg以上の子供で1回1錠となります。
子供の場合の用法用量は、体重1kgあたり1回10~15mgとされています。
カロナール錠300を使用するとなると、20kgの場合で1回1錠、30kgの場合でも基本的には1回1錠となり、変わりません。ただし、医師の判断で使用量が前後するケースもあります。

子供の錠数 小児領域の解熱・鎮痛
10kg (カロナール200、粉薬、シロップなどを使用)
20kg 1錠
30kg 1錠

上記の通り、子供の場合はカロナール300を使用するケースは20kg以上が多く、それ以下の場合は、カロナール錠200や粉薬、シロップ剤が向いていると言えます。

カロナール300は頭痛、腰痛、生理痛などの痛みと解熱とで何錠使うかが異なるケースも

カロナール300は頭痛生理痛腰痛、歯痛などに対する痛み止めとしての作用や、風邪などに対する解熱剤としての作用が期待できますが、使用する錠数は、痛みに対する場合と解熱での使用とで、何錠使うかが異なるケースがあります。
頭痛や腰痛、生理痛、歯痛、などの痛みに対しては、1回300~1000mgなので、カロナール錠300は1錠〜3錠となりますが、風邪をひいた時などの解熱や痛み止めとして使用する場合は1回300~500mgとなるため、カロナール300は1錠の使用となります。
カロナール300を何錠使用するかは、使う目的によっても変わってくることがあるのでご注意ください。基本的には医師から指示された通りに使用し、自己判断で増減量しないようしましょう。

カロナール300の生理痛への使用の実際

カロナール錠300は生理痛(月経痛)に対しても効果が認められている薬です。
実際に生理痛へ使用されているケースとして、アンケート調査が実施されており、2010年12月15日~2011年10月25日の兵庫県内の病院および2011年1月23日の学会におけるアンケート結果では、生理痛に対してカロナールを含むアセトアミノフェン製剤を第一選択で使用するケースは18%という結果が得られており、また、アメリカにおいても同様の調査で14%という結果が得られています((西本 奈央ほか,医療薬学 Vol. 40 (2014) No. 2))。
上記のようにカロナールなどのアセトアミノフェン製剤は一定数で生理痛に対しても第一選択で用いられており、生理痛に対して実績のある薬の一つと言えます。

カロナール300はインフルエンザでも使用

カロナール錠300はその安全面からインフルエンザの解熱や鎮痛目的でも使用できます。
インフルエンザの時は解熱鎮痛薬の使用に関して、インフルエンザ脳症やライ症候群などに対するリスクが指摘されており、特に小児に関しては慎重に解熱鎮痛剤の種類を選択する必要があります。
特にリスクが指摘されている薬剤はジクロフェナクを含む薬剤(代表製品:ボルタレンなど)やメフェナム酸を含む薬剤(代表製品:ポンタールなど)はインフルエンザ脳症での使用にて死亡率を上昇させたという報告があり((平成11年度厚生科学研究「インフルエンザ脳炎・脳症の臨床疫学的研究班」))、小児のインフルエンザは基本的には使用しません。
一方、同じ報告でカロナールの成分であるアセトアミノフェンに関しては、解熱剤を使用しない場合とリスクがほとんど変わらないため、インフルエンザの時に使用する解熱鎮痛剤はカロナールなどのアセトアミノフェンが推奨されます。
インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤の使用

全症
例数
死亡
者数
死亡率
解熱剤を使用せず 63 16 25.4
アセトアミノフェン
(カロナール)
78 23 29.5
ジクロフェナク 25 13 52.0
メフェナム酸 9 6 66.7
その他の解熱剤 22 5 22.7

 
日本小児科学会も以下のような見解を示しており、インフルエンザの時にカロナールを使用するのは安全な手段と言えます。

一般的に頻用されているアセトアミノフェンによる本症の致命率の上昇はなく、インフルエンザに伴う発熱に対して使用するのであればアセトアミノフェンがよいと考える。
平成12年11月12日 日本小児科学会理事会

カロナール300の副作用|心配が少ない薬

カロナール錠300副作用の心配が少ない薬です。
ロキソニンなどの一般的な解熱鎮痛薬はNSAIDsと言われるグループに分類されており、胃が荒れるなどの副作用が共通して出やすいとされていますが、カロナール300はNSAIDsには分類されない解熱鎮痛剤であり、胃が荒れる作用も少ないとされています。
報告されている副作用を挙げると、過敏症(アレルギー症状)や、嘔吐、吐き気、食欲の低下などです。また、頻度は低いものの、大量に使用することで肝臓の障害が起きるケースもあるため、長期かつ大量に使用する様な場合には少し注意が必要と言えます。
カロナールの副作用について症状別に解説

カロナール300の飲み合わせ

カロナールには飲み合わせに注意が必要な薬がいくつかあり、薬の他、お酒やアルコールも併用注意として注意喚起されています。
カロナールの併用注意の薬剤は以下の通りです((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。

成分名等 代表的な薬剤等
リチウム製剤
(炭酸リチウム)
リーマス錠
チアジド系利尿剤
(ヒドロクロロチアジド等)
フルイトラン
アルコール(飲酒)
クマリン系抗凝血剤
(ワルファリンカリウム)
ワーファリン
カルバマゼピン
フェノバルビタール
フェニトイン
プリミドン
リファンピシン
イソニアジド
テグレトール、ヒダントール
抗生物質
抗菌剤

上記のような薬のうち、特に抗生物質や抗菌剤に関しては、実際には併用されるケースも多くあり、必ずしも避ける必要はありません。併用注意とされている理由は過度の体温下降を起こ
す頻度が高くなるという理由であり、念のため体温が下がりすぎないか注意しましょう。近年では風邪などを悪化させた際の上気道炎にて使用される抗生物質・抗菌剤としてサワシリン、メイアクト、フロモックス、セフゾン、クラリス、ジスロマック、クラビット、ジェニナックななどがありますが、医師の適切な診察のもと、カロナールと一緒に処方された場合は併用して問題ないと言えるでしょう。
また、その他の併用注意薬に関しても必ずしも避ける必要はありません。医師が承知の上で処方された場合にはあまり心配せず服用しましょう。ただし、自己判断でカロナールを併用するのは避けましょう。

カロナール300使用中の飲酒(アルコール)

カロナール錠300とお酒(アルコール)は、併用注意として注意喚起されています。
併用注意ですので、一緒に飲むことが禁止されているわけではないものの、飲み合わせには注意が必要となります。
カロナールがアルコールと併用注意な理由として、アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある、とされています。
絶対に併用できないわけではありませんが、カロナール服用期間中は極力お酒は控えるようにしましょう。また、事前に医師に相談し、アルコールを飲む機会があった場合に、飲む量や時間帯など取り決めておくなどの対策も良いでしょう。

カロナール300の授乳中の使用

カロナール錠300は授乳中の使用に関しては特別な注意喚起はされていません((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書))。基本的には授乳中でも使用可能な薬の一つとなります。
専門家による見解の例として、愛知県薬剤師会が作成している「妊娠・授乳と薬」対応基本手引きでも、授乳婦に対して使用可能と考えられるという内容です((愛知県薬剤師会 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き(改訂 2 版)(2012)))。大分県「母乳と薬剤」研究会が作成している母乳とくすりハンドブックでも、母乳育児に適しているという内容であり、「多くの授乳婦で研究した結果、安全性が示された薬剤 / 母乳への移行がないか少量と考えられ乳児に有害作用を及ぼさない」という見解です((大分県「母乳と薬剤」研究会 母乳とくすりハンドブック(2010)))。

授乳婦に使用可能と考えられる。
「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き(改訂 2 版)

母乳中への移行は極少量で、母乳育児に適している。
母乳とくすりハンドブック

カロナール錠300の成分であるアセトアミノフェンは幼い子供でも使用されるような安全な成分です。もし母乳経由で子供が飲んでしまったとしてもあまり影響はないと考えられます。
医師が授乳中を承知の上でカロナール錠300を処方している場合は、安全面で問題ないと判断しての処方と考えられますので、指示された通りに使用すれば問題ないでしょう。
授乳中に使用する錠数は通常の使用と変わりません。頭痛生理痛などの痛みに使用するのか、発熱に対する熱に使用するのかで1回で何錠使用するか変わってきます。こちらも指示された通りに使用しましょう。
実際の授乳中の母親にカロナールの成分であるアセトアミノフェンを使用し、その母乳を飲んだ乳児についても確認した結果が報告されており、母親にアセトアミノフェン650mgを1回投与すると、1~2時間後に最高母乳中濃度が観察され、半減期は1.35~3.5時間、乳児の尿中にはアセトアミノフェンそのものも代謝物も検出されなかった、という内容でした((カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 インタビューフォーム))。
この結果からも子供が実際にカロナールを使用している母親から授乳しても、子供の尿中には成分は見られず、ほとんど影響がないことが想定されます。
なお、実際に授乳中にカロナールを使用するかは、処方医の先生の判断となります。カロナールに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は授乳中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。

カロナール300の妊娠中の使用

カロナール錠300は妊娠中の使用に関して、治療の有益性が危険性を上回る場合のみ使用と注意喚起さており、実際に使用するかは医師の判断となります。

1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
2.妊娠後期の婦人への投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
3.妊娠後期のラットに投与した実験で,弱い胎仔の動脈管収縮が報告されている。
カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500 添付文書

実際にはカロナール錠300は少量ではあまり影響がないと考えられており、短期的には実際に使用されることもありますので、こちらも処方医の先生が妊娠中であることと妊娠週数を知った上で処方した場合は、指示通り使用して問題ないと言えるでしょう。
専門家による見解の例として、愛知県薬剤師会が作成している「妊娠・授乳と薬」対応基本手引きでは、通常量の短期間の使用では問題ないという見解です((愛知県薬剤師会 「妊娠・授乳と薬」対応基本手引き(改訂 2 版)(2012)))。

アセトアミノフェンは、胎盤を通過するが、通常量の短期使用では安全であることが知られている。長期大量服用では、母体の腎障害・肝障害、新生児の腎障害の報告がある。
妊娠・授乳と薬 対応基本手引き

実際に妊娠中にカロナール錠300を使用するかは、授乳中と同様に処方医の先生の判断が必要です。カロナールに限らず、クリニックや病院で薬を処方してもらう場合は妊娠中である旨を必ず伝えるようにし、自己判断で使用するようなことは避けましょう。

カロナール300の薬価、ジェネリック

カロナール錠300の薬価は、2018年4月の改定時点で、1錠あたり7.9円となっています。
同じ解熱鎮痛剤の代表製品であるロキソニン錠60mgの薬価が1錠あたり14.5円であり、単純に1錠あたりの比較であればカロナール錠300の方が安い計算となります。
なお、カロナール錠300はアセトアミノフェン製剤の代表的な製品でありますが、規制上はジェネリック医薬品に分類されます。カロナール錠300の先発医薬品に該当する製剤は現在は販売がなく、同じくアセトアミノフェン成分を300mg含む錠剤であるアセトアミノフェン錠300mgという名称の製品も同じジェネリック医薬品であり、薬価も同じ7.9円となります。

カロナール300の市販での購入

カロナール錠300の成分は市販薬でも使用されている成分であり、市販で購入することができます。
カロナールの成分であるアセトアミノフェンを含む製品の代表的なものとしてタイレノールAが挙げられます。タイレノールAはアセトアミノフェンを300mg含む市販薬であり、カロナール錠300と同じ成分量であるため、同じ効果が期待できる薬です。
ただし、使用量は1回1錠を1日3回までとしており、医師から処方された場合よりも使用できる量が少なくなるケースがあるため、注意が必要です。
他にもカロナールの成分であるアセトアミノフェンは多くの解熱鎮痛剤や総合感冒薬に含まれているため、成分が重複しないよう注意しましょう。
カロナールを市販で買うには?

カロナール300と200との違いは?中身は同じ成分

カロナール300200との違いについても確認していきましょう。
その違いは1錠に含まれている成分量です。名前の通り、カロナール300には成分のアセトアミノフェンが300mg、200には200mg含まれているということになります。
1錠あたりの成分量が違うため、カロナール300と200では1回に使用する錠数も変わってきます。
カロナール200では頭痛や生理痛などに対しては1回で2錠〜5錠、解熱目的では1回2錠となります。
また、子供の体重別では、カロナール300は10kgの場合は0.5錠、20kgの場合は1〜1.5錠、30kgの場合は1.5〜2錠となります。
カロナール200の頭痛や歯痛などへの効果や使用する錠数|子供の体重別の錠数も
このようにカロナール300と200では含まれる成分量に違いがあるため、1回に何錠使用できるかという点も違ってきます。

カロナール300とロキソニンの併用や違い

カロナール300と同じ解熱鎮痛剤としてロキソニンが有名です。
カロナール錠300とロキソニンを併用するのはあまり多くはありません。それぞれの作用機序は異なるものの、基本的にはどちらも同じ解熱鎮痛剤ですので、作用が過剰になる危険性があります。片方を定時的に飲み、片方を頓服(症状が強いときに使用)などのケースは医師によって処方されることがありますが、自己判断で併用するのは避けましょう。
カロナール300とロキソニンの大きな違いはその作用機序です。カロナール300は中枢に直接作用して熱を下げたり痛みを抑えたりするのに対し、ロキソニンはプロスタグランジンという痛みや熱の原因となる物質の生合成を阻害することにより、その効果を示します。一般的にはロキソニンの方が効果が強いとされていますが、安全面はカロナール錠300の方が心配が少ないという見方が多いですが、近年では高用量を使用した場合はカロナールでも非常に高い効果が得られることがわかってきています。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。