風邪の咳や痰が辛いときのおすすめ市販薬を紹介!市販の咳止め薬について症状に適した成分を知ろう

市販の咳止め、いわゆる鎮咳去痰薬について、その成分に基づき、症状に適した市販薬を紹介していきたいと思います。

とにかく咳を鎮めたい場合はベンザブロックせき止め錠がおすすめ

市販薬に含まれる咳止めの成分として、効果が高いとされている成分はジヒドロコデインリン酸塩という鎮咳成分です。ジヒドロコデインリン酸塩は脳の咳中枢に直接作用して咳を止める作用をもち、市販薬で使われる成分の中では最も効果が強いものの一つとなります。また作用の仕方は似ていますが、より即効性のある成分としてノスカピンがあります。ジヒドロコデインリン酸塩とノスカピンを組み合わせることにより、咳止めとして即効性もあり、高い効果も期待出来ることになります。

ベンザブロックせき止め錠は上記のジヒドロコデインリン酸塩とノスカピンを含む市販薬であり、その他に気管支を広げて咳を楽にするdl-メチルエフェドリンと、痰の切れをよくするブロムヘキシン塩酸塩、喉の痛みに和らげる抗炎症成分のトラネキサム酸を含むため、咳を引き起こす様々な要因に対して作用するため、非常に高い効果を期待することができます。

咳以外にも鼻水や鼻づまり、熱、喉の痛みなどの風邪の症状が場合はパブロンSゴールド微粒

風邪の場合は咳以外にも様々症状がある場合があると思います。特に咳が辛いが、他の症状もカバーしたいという場合は、パブロンSゴールド微粒がおすすめです。

パブロンSゴールド微粒はジヒドロコデインリン酸塩、ノスカピンの他、気管支を拡張するdl-メチルエフェドリン塩酸塩と去痰成分のブロムヘキシンを含んでおり、咳に関しては十分な効果が期待できます。

その他に、熱や喉の痛みに対しては解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、鼻水、鼻づまりに対しては抗ヒスタミン成分のマレイン酸カルビノキサミン、喉の痛みを和らげる効果や痰を分解する作用が期待出来るリゾチーム塩酸塩、頭痛を和らげ、抗ヒスタミン成分の眠気を緩和する効果も期待出来る無水カフェインなどを含んでおり、様々な風邪の症状に対して効果を示します。

なお、リゾチーム塩酸塩は卵白由来の蛋白質であり、卵アレルギーを持つ人が使用するとショック症状を起こす可能性があるため、使用できないこととなっています。使用する場合は該当のアレルギーがないか十分にご注意ください。

痰がひどく絡む咳におすすめなのがストナ去たんカプセル

痰がひどく絡むような咳には、ジヒドロコデインリン酸塩などの中枢に作用する鎮咳成分の使用が向かない場合もあり、痰の切れをすることによって咳を鎮めることが望ましい場合があります。そのようなケースでおすすめしたいのがストナ去たんカプセルです。

ストナ去たんカプセルはL-カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩という二つの去痰成分を含んでおり、それぞれ作用の仕方が異なっているため、2つの成分を含むことにより相乗効果が期待できます。

痰が特に気になる咳の場合は、痰の切れをよくすることにより咳も鎮まることもありますので、まずはこのストナ去たんカプセルを試してみるのもおすすめです。

副作用が気になる場合は非麻薬性成分のルルせき止めミニカプセル

続いては、副作用が気になる場合のおすすめ市販薬です。ジヒドロコデインリン酸塩は麻薬性鎮咳薬というグループに分類されて、作用も強い反面、便秘や眠気などの副作用も出やすいとされています。風邪で咳が気になるけど副作用が心配という場合は非麻薬性の鎮咳成分を含むルルせき止めミニカプセルがおすすめです。

ルルせき止めミニカプセルは鎮咳成分としてデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物とノスカピンを含んでおり、副作用は全くないわけではありませんが、ジヒドロコデインリン酸塩よりは出にくいとされています。また、それ以外にも気管支を拡張して咳を楽にするdl-メチルエフェドリン塩酸塩や、痰を分解し出しやすくする作用もあるとされる酵素のリゾチーム塩酸塩も含んでいるため、軽度の咳なら十分な効果が期待できます。

なお、繰り返しになりますが、リゾチーム塩酸塩は卵アレルギーの方には使用できませんのでご注意ください。

3ヶ月から使えるムヒのこどもせきどめシロップSと14歳まで使えるこどもパブロンせき止め液

続いては子供に使えるせき止めの市販薬についてです。3ヶ月の子供から8歳未満で使用できるせき止めのおすすめはムヒのこどもせきどめシロップSです。ムヒのこどもせきどめシロップSは鎮咳成分としてジヒドロコデインリン酸塩、気管支拡張成分としてdl-メチルエフェドリン塩酸塩、去痰成分としてグアイフェネシン、アレルギー性の咳を鎮める成分として抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、その他に咳に効果のある生薬成分も含まれています。

なお、用法上は3ヶ月から使用できるとされていますが、中には呼吸抑制の副作用などもあるため、ジヒドロコデインリン酸塩は2歳未満の子供ではあまり望ましくありません。薬の説明書にも「2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。」という注意喚起があり、使用する場合は十分にご注意ください。

もう一つのおすすめはこどもパブロンせき止め液であり、こちらは1歳から14歳まで使用可能となっています。成分は鎮咳成分がジヒドロコデインリン酸塩、気管支拡張成分のdl-メチルエフェドリン塩酸塩、去痰成分がブロムヘキシン塩酸塩、抗ヒスタミン成分がマレイン酸カルビノキサミン、痰を分解し出しやすくする成分としてリゾチーム塩酸塩が含まれています。

2歳未満の子供におけるジヒドロコデインリン酸塩の使用はムヒのこどもせきどめシロップSと同様注意が必要です。また、こちらもリゾチーム塩酸塩を含むため、卵アレルギーの場合は使用しないようしてください。

終わりに

今回は風邪をひいたとき、咳や痰の症状を抑えるおすすめの市販薬を紹介してきました。せき止めの市販薬は種類も多いですが、それぞれ適した症状があり、自分の症状にもっとも合いそうなものを選ぶのが大切です。また、薬以外にもうがいや、マスクの着用、湿度を適切に保つなど、生活上の注意も併せて実践するようにしましょう。

薬を使用する際には必ず添付文書を確認し、決められた用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

コメントの入力は終了しました。