ムコダインDS50の味や飲み方は?効果や用量、アスベリンやトランサミン散との飲み合わせやジェネリックについても

ムコダインDS 50%について、その味や成分量などの特徴や用法と用量・飲み方、アスベリン、トランサミン、ムコソルバン、クラリスといった他の薬との飲み合わせや配合変化、ジェネリックなどについて添付文書等から解説していきます。

ムコダインDSの特徴|味や成分量など

ムコダインDSはカルボシステインを成分として含む粉薬であり、痰を出しやすくしたり、副鼻腔炎の溜まった膿を出しやすくする効果がある粉薬(ドライシロップ剤)です。

主に子供に使用されることが多く、ピーチ風味の甘いがついており、子供でも非常に飲みやすい薬の一つです。

ムコダインDSの薬の成分量は50%とされており、1g中に500mgのL-カルボシステインが含まれています。

DSとはドライシロップの略称であり、ドライシロップとは水などに簡単に解ける粉薬であり、主に液体に溶かして飲むことを想定された薬です。子供でも非常に飲みやすいという特徴を持っています。

ムコダインDSの効能効果の詳細は以下の通りです。

<成人>
○下記疾患の去痰
上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
○慢性副鼻腔炎の排膿

<小児>
○下記疾患の去痰
上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
○慢性副鼻腔炎の排膿
○滲出性中耳炎の排液

ムコダイン DS 50% 添付文書

ムコダインDSが痰や副鼻腔炎の排膿に対して効果があるのは、気道の粘膜を修復したり、粘液の構成成分のバランスや粘液を輸送する機能を正常にするためです。

ムコダインの成分の効果は実際の患者さん1000人程度に対して実施された臨床試験で確認1)されており、「やや有効以上」でみると風邪などの上気道炎では92.5%、慢性副鼻腔炎では93.9%といったように非常に高い効果が期待できます。

疾患名 有効以上 やや有効
以上
上気道炎 62.4% 92.5%
急性気管支炎 71.9% 94.5%
気管支喘息 51.6% 86.8%
慢性気管支炎 40.1% 75.8%
気管支拡張症 51.9% 77.9%
肺結核 29.5% 69.2%
慢性副鼻腔炎 46.9% 93.0%

1) ムコダインDS50% 添付文書

ムコダインDSの用法と用量|飲み方について確認

ムコダインDSの用法用量は添付文書に詳細が記載されています。

<成人>
通常、成人にカルボシステインとして1回500mg(本剤1.0g)を用時懸濁し、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

<小児>
通常、幼・小児にカルボシステインとして体重kg当たり1回10mg(本剤0.02g)を用時懸濁し、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

ムコダイン DS 50% 添付文書

上記の通り、子供では1kgあたり、DS剤として0.02gを1回に使用する用量となります。

主な体重別の1日量と1回量の目安は以下の通りです。

体重 年齢の目安 1日量 1回量
(1日3回
の場合)
5kg 0歳 0.3g 0.1g
10kg 1〜3歳 0.6g 0.2g
20kg 4〜7歳 1.2g 0.4g
30kg 8〜10歳 1.8g 0.6g

ムコダインDSの飲み方としては一般的に水やジュースなどの液体に溶かして飲むのが一般的です。

ピーチ風味の甘い味ついており、そのままでの比較的飲みやすい方ですが、飲みにくい場合には水のほか、オレンジジュースやスポーツ飲料、アイスクリームのほか、「おくすり飲めたね」などの補助ゼリーとの相性も悪くないとされています2)

一方、麦茶、プリン、ココアに混ぜるのはあまり向いてないとされています。

2) JA 北海道厚生連 帯広厚生病院 薬剤部 資料

ムコダインDSの併用と飲み合わせ|アスベリン、トランサミン、ムコソルバン、クラリスなど

ムコダインDSは飲み合わせに注意が必要な基本的になく、どの薬とも併用が可能とされています。

よく一緒に使われる薬として、咳止めのアスベリン散アスベリンドライシロップ、喉の炎症を緩和するトランサミン散、同じ去痰薬であるムコソルバンドライシロップ、抗生物質のクラリスドライシロップなどがあり、これらのいずれも飲み合わせの問題はありません。

ただし、クラリスドライシロップに関しては、一緒に飲む場合には注意が必要となります。クラリスドライシロップは甘いコーティングがされている薬ですが、元の成分は苦いことで知られています。ムコダインDSと一緒に飲んでしまうことで、効果には影響がないものの、クラリスドライシロップの甘いコーティングが剥がれ苦味が出ることが知られています3)

一般的にムコダインDSなどクラリスドライシロップ以外の薬を飲んだ後に口の中をすすいで、最後にクラリスドライシロップを飲むと苦味が出にくいと言われています。また、逆の順番でも口をしっかりすすいで間隔を空ければあまり影響がないともされていますので、いずれの順番でもムコダインDSとクラリスドライシロップの間に口をすすぐことを注意するようにしましょう。

3) 櫨川舞ほか: 医療薬学 36(4): 262-269, 2010.

ムコダインDSの副作用|眠気の有無は

ムコダインDSは安全な薬であり、副作用はほとんどありません。

主な副作用は食欲不振、下痢、腹痛、発疹などがありますが、いずれも起きる頻度は1%未満であり、ほんとんどの人は経験することはないでしょう。

薬の副作用の定番である眠気に関してもムコダインでは報告されていないようです。成分としても眠気が出るような作用機序はなく、飲んでも眠くなることはない薬と言えます。

もしムコダインDSを飲んだ後に眠気が出たという場合はムコダインDS以外の原因が考えられ、その一つが併用薬が原因の場合です。ムコダインDSと一緒処方されることが多い薬として、咳止めのアスベリンやメジコン、鼻水を止めるペリアクチンやポララミン、ザジテン、ジルテック、アレロックなどの抗ヒスタミン薬は眠気が出やすい薬として知られています。これらの薬をムコダインDSと一緒に併用している場合は、眠気の原因となる可能性があります。

また、別の原因として、風邪などで使用している場合は、自覚がなくても体力が消耗され、結果として疾患のより眠気が引き起こされている可能性もあります。

ムコダインDSのジェネリック

ムコダインDSには多くのジェネリックが販売されています。

ムコダインDSのジェネリックはカルボシステインDS(ドライシロップ)の名称で販売されています。

ムコダインDSの薬価は1gあたり30.6円であるのに対し、ジェネリックのカルボシステインDSは1gあたり11.4円です。ジェネリックにすることで半額以下の薬価で買うことができます。

ただし、ジェネリックにするデメリットとして、ムコダインDSと味が違ったり、使用感が異なるケースがあります。ムコダインDSの味や使用感が合っている場合は、ジェネリックに変えるかを慎重に検討しましょう。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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