フスコデは何錠使用する?小児・子供の使用や市販での購入、効かない場合の対処など

フスコデの特徴と使用する量、子供・小児での使用、効かない場合の確認点、市販での購入等について添付文書等から確認していきます。

フスコデの特徴と小児での使用

フスコデは複数の有効成分が含まれ、咳を止める効果が認められている薬です1)フスコデ配合錠 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/730869_2229101F1060_2_04.pdf

風邪をひいた時などに非常によく処方される薬の一つであり、幅広い年齢層で用いられてた咳止めの一つですが、現在は12歳未満の小児では原則として使用しないことになっています。

含まれる成分は以下の3種類であり、それぞれの成分が相乗的に効果を発揮することにより咳に対して高い効果が期待できる薬です。

成分名 効果
ジヒドロコデインリン酸塩 鎮咳作用
 dl-メチルエフェドリン塩酸塩 気管支拡張作用
クロルフェニラミンマレイン酸塩 気管支拡張作用

フスコデにはフスコデ配合錠とフスコデ配合シロップの2種類があり、効能効果や含まれる成分は同じですが、含まれる成分量が少し異なっています。

フスコデは患者ごとに使用する錠数や量が異なり、比較的幅広い用量で用いられる薬のため、自分の処方された用量をしっかり確認して使用することが重要です。

フスコデは原則12歳未満の小児は使用しない

フスコデは2歳未満の小児に対しても用量が設定されており、従来は小児でも幅広い年齢で使用することができた薬でしたが、呼吸抑制などのリスクから米国等において、フスコデの成分の一つであるはジヒドロコデインリン酸塩を含む薬剤は12歳未満の小児等への使用が禁忌(使用できない)となり、2017年7月に日本においても原則使用しないようにする通知が出ました2)薬生安発0704第2号, 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長

ただし、日本人に関してはは欧米と比較して遺伝学的に低いと推定されることなどから、日本においては直ちに使用は制限せず、経過措置期間を設けて徐々に対応していくことになりました。

今後はフスコデを含めた原則12歳未満の小児に対しては使用できなくなりますが、医師によっては当面使用するケースもあると考えられ、実際に使用するかは医師の判断となります。ただし、自己判断で12歳未満の小児に使用することは避けましょう。

フスコデの使い方|何錠使用するか

フスコデは症状や年齢によって使う錠数、量が異なり、比較的用量の幅が広い薬剤です。

15歳以上の成人の場合はフスコデ錠を1日9錠、1回あたり3錠を1日3回使用するのが標準の用量となりますが、実際にはこれより少ない量、1回1〜2錠で使用するケースも少なくありません。

医師によっても処方する量が異なる薬剤のため必ず自分の指示された用量を確認して使用するようにしましょう。

12歳以上15歳未満の小児では15歳以上の成人量の2/3用量で使用するのが一般的です。15歳以上は1回3錠1日3回が標準の使用量となるため、12歳以上15歳未満の小児の標準量は1回2錠1日3回となります。

12歳未満の小児・子供では前述の通り、今後はあまり使用されなくなりまが、従来は12歳未満でも使用されるケースがあり、2歳未満の用量まで設定されています。

フスコデ配合錠、フスコデ配合シロップの用法用量の詳細は以下の通りです。

通常成人1日9錠を3回に分割経口投与する.
なお,症状により適宜増減する.
乳幼小児には以下のように投与する.
12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8歳以上12歳未満:成人量の1/2
5歳以上8歳未満:成人量の1/3
2歳以上5歳未満:成人量の1/5
2歳未満:成人量の1/10

フスコデ配合錠 添付文書

通常成人1日10mLを3回に分割経口投与する.なお,症状により適宜増減する.
乳幼小児には以下のように投与する.
12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8歳以上12歳未満:成人量の1/2
5歳以上8歳未満:成人量の1/3
2歳以上5歳未満:成人量の1/5
2歳未満:成人量の1/10

フスコデ配合シロップ 添付文書

フスコデが効かない場合の確認点

フスコデを飲んでも効かない、効果を感じないといったときはまず正しい用法用量で飲めているかを確認しましょう。

フスコデ配合錠は前述の通り、用量の幅が広く、1回で3錠使用するケースもある薬です。また、使用する回数も1日3回使用するのが一般的な薬です。まずは1回量が正しい錠数、正しい量が使用できているか、1日の服用回数が正しいか(通常1日3回)を確認してみましょう。

正しい用法用量で使用している場合でも効かないと感じる場合は、単純に量が足りないわけでなく、症状に対して薬があっていない可能性もあります。一定期間使用しても効かない場合は医師に再度相談するようしましょう。また、自己判断で使用する錠数・量を増やすのは避けましょう。

フスコデの市販での購入

フスコデの成分は市販でも買うことのできる成分であり、市販薬でも同等の効果が期待できる薬があります。

フスコデ錠と同様の成分を含む代表的な市販薬としてエスエスブロン錠、トニン咳止錠などがあります。これらの市販薬はフスコデに含まれている3つ成分(ジヒドロコデインリン酸、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩)を含んでおり、似たような作用が期待できます。いずれもフスコデの3つの成分以外の成分も含んでおり、成分量もやや異なるため、全く同じ薬でありませんが、フスコデ錠の代替品の候補と言えます。

フスコデ配合シロップと同様の成分を含む液剤の市販薬はパブロンせき止め液や新トニン-咳どめなどがあります。これらの市販薬はフスコデ配合シロップの成分を含んでおり、似たような作用が期待できます。これらもフスコデの3つの成分以外の成分も含んでおり、成分量もやや異なりますが、フスコデ配合シロップの代替市販薬になりうる薬と言えます。

なお、市販薬に関してもフスコデに含まれる成分のひとつジヒドロコデインリン酸を含むものは今後12歳未満では使用されなくなりますので注意が必要です。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

出典・引用・参考文献   [ + ]

1. フスコデ配合錠 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/730869_2229101F1060_2_04.pdf
2. 薬生安発0704第2号, 厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長
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