レルベアの使い方や副作用など|アドエア・シムビコートとの違いも

レルベアの特徴、効果、COPDの適応、エリプタを含めた使い方、副作用、薬価、アドエアとの違い、シムビコートとの違いなどについて添付文書等から解説していきます。

レルベアの特徴、効果、使い方

レルベアはステロイドとβ2刺激成分が含まれた吸入の気管支喘息治療薬です。

成分はエリプタと呼ばれる容器に含まれており、このエリプタから薬を吸うことで効果が発揮されます。

レルベアにはステロイド成分のフルチカゾンフランカルボン酸エステルとβ2刺激成分のビランテロールトリフェニル酢酸塩が含まれており、ステイロイド成分が100μg含まれているものと200μg含まれている規格があります。さらに14日分と30日分のものがあり、合計4種類の規格があります。

レルベアは気管支喘息に対する効果をもつ

レルベアは気管支喘息に対して効果がある薬です。

レルベアの効能効果は以下の通りです。

気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

レルベア 添付文書

レルベアの作用機序は抗炎症+気管支拡張

レルベアが気管支喘息に対して効果を示す理由は、ステロイド成分による気道の抗炎症作用と、β2刺激成分による気道の拡張作用によるものです。

喘息は気道に炎症をおこしており、気道が狭くなっているため、呼吸が苦しく感じます。レルベアはこの状態に対して抗炎症作用と気管支拡張作用により、呼吸を楽にします。

レルベアはCOPDに対する効能効果も申請

レルベアは現時点ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に対する効能効果はないものの、メーカーはCOPDに対する効能効果を申請することを発表しています。

米国において2013年5月に、欧州では2013年11月にCOPDに対する適応が承認されており、COPDに対しても効果があることが想定されます。

また、同じステロイド・β2刺激配合吸入薬のアドエアやシムビコートはCOPDに対して適応持っており、レルベアについてもCOPDに対する適応の承認が待ち望まれます。

レルベアの使い方は1日1回吸入

レルベアの使い方は1日1回、おおよそ決まった時間に吸入します。

通常、成人にはレルベア100エリプタ1吸入(ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg)を1日1回吸入投与する。

なお、症状に応じてレルベア200エリプタ1吸入(ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして200μg)を1日1回吸入投与する。

レルベア 添付文書

レルベアは1日1回で効果があることが確認されている

レルベアの効果時間は臨床試験で確認されており、その結果は、投与後12時間以内に呼吸機能改善効果を示し、1日1回の使用でその効果が投与期間中持続したとされています1)

1) Kempsford RD et al : Respir Med; 107(12); 1873-1880, 2013

レルベアはエリプタのカバーを開けて吸入、使用後はうがいを

レルベアの具体的な使い方はエリプタと呼ばれる容器のカバーを開けた後、吸入部分であるマウスピースが出てきて、1回分の薬が自動的にセットされます。

カバーを開けて吸入しないでカバーを閉じるとその1回分は吸入できないため注意が必要です。

息をはき出してから、マウスピースをくわえ息を吸い込みます。このときエリプタの通気口を手で塞がないよう注意が必要です。

その後、マウスピースから口を離し、3〜4秒息を止めます。

吸入後は口の中に残った薬を洗い流すため、うがいをするようにしましょう。

レルベアの副作用

レルベアの副作用は発声障害や口腔カンジダが主な副作用となります。全体の副作用頻度としては7.1%とされており、使用した後は必ずうがいをすることなどで、副作用のリスクを軽減するようにしましょう。

重大な副作用として、アナフィラキシー反応も報告されています。からだがだるい、ふらつき、意識の低下、考えがまとまらない、ほてり、眼と口唇のまわりのはれ、しゃがれ声、息苦しい、息切れ、動悸、じんましん、判断力の低下などの初期症状がみられた場合はすぐに医師の処置を受けるようしましょう。

レルベアの薬価とジェネリック

レルベアの薬価は以下の通りです。

製品名 薬価(円)
レルベア100エリプタ
14吸入用
2835.1
レルベア100エリプタ
30吸入用
3147.0
レルベア200エリプタ
14吸入用
5987.2
レルベア200エリプタ
30吸入用
6692.6

なお、レルベアにはジェネリック医薬品は販売されていません。

ジェネリック医薬品が発売されるには特許期間と薬の有効性や安全性を再審査する再審査期間が終了する必要がります。レルベアの再審査期間は2021年9月19日までであり、ジェネリック医薬品は少なくともこの期間までは発売されません。

レルベアとアドエア、シムビコートとの違い

レルベアと同じステロイド+気管支拡張薬の吸入剤の代表的な製品にアドエアシムビコートがあり、これらの違いを確認していきます。

レルベアとアドエアの違いは効果時間

レルベアとアドエアの違いとして最初にあげられるのは、薬の効果時間です。

レルベアは効果が1日持続するため、1日1回の使用であるのに対し、アドエアは1日2回使用する必要があります。前述の通り、レルベアは1回の使用で24時間効果が持続することが確認されており、この点はレルベアの使いやすさという面で大きなメリットと言えます。

炎症を抑える作用に関しては、アドエアの成分は気管支拡張作用のあるサルメテロールキシナホ酸塩とステロイドのフルチカゾンプロピオン酸エステルであり、レルベアと比較的近い成分になりますが、レルベアのステロイド成分であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルの方が受容体に高い親和性を示すことが確認されており1)、より高い抗炎症作用が期待できます。

1) Derendorf H et al : Allergy ; 63(10);1292-1300, 2008

レルベアとシムビコートの違いは頓服での使用可否

レルベアとシムビコートの違いは、アドエアとの違いと同様、1日の使用回数がレルベアは1回、シムビコートは2回という違いがあり、この点はレルベアの方が使いやすいと言えます。

ただし、シムビコートにもメリットがあり、発作が出た時にも使用できることが用法用量に明記されています。急な発作が出ることが多いケースではシムビコートの方が使いやすいと言えます。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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