クロチアゼパムの効果、効果時間、副作用などについて

クロチアゼパム(代表的な製品名:リーゼ)は抗不安作用や睡眠障害の改善作用がなどがある薬です。効果、効果時間、副作用などについて確認していきます。

クロチアゼパムの効果

クロチアゼパムは心身安定剤に分類される薬であり、不安を和らげる目的、睡眠障害に対する目的、めまいや肩こりなど様々な効果が認められています。
クロチアゼパムの詳細な効能効果は以下の通りです。

○心身症(消化器疾患,循環器疾患)における身体症候ならびに不安・緊張・心気・抑うつ・睡眠障害
○下記疾患におけるめまい・肩こり・食欲不振
自律神経失調症
○麻酔前投薬

リーゼ錠5mg/リーゼ錠10mg/リーゼ顆粒10% 添付文書

クロチアゼパムは様々な疾患に対して6割前後の効果

クロチアゼパムは様々な疾患に対して臨床試験においてその効果が確認されています。
比較的よく使われる心身症に対しては不安症や睡眠障害を含め、58.5%(523例/894例)の効果が確認されています。
各症状、疾患に対する効果の詳細は以下の通りです。

症状・疾患 有効率(%)
心身症(消化器疾患、循環器疾患) 58.5%(523例/894例)
自律神経失調症 57.6%(83例/144例)
麻酔前投薬 63.1%(224例/355例)

クロチアゼパムの効果時間と効き始めの時間

クロチアゼパムを含む抗不安薬は以下の分類をされており、クロチアゼパムは①短時間作用型の低力価群に分類されます。
①短時間作用
②中期作用
③長時間作用
クロチアゼパムの効果時間の参考になるデータとして、約1時間で最高血漿中濃度に達し、その消失半減期はそれぞれ約5.8〜6.3時間であったとされています((リーゼ錠5mg/リーゼ錠10mg/リーゼ顆粒10% インタビューフォーム))。
この点からクロチアゼパムは服用後比較的早期に効果が現れはじめ、持続時間は比較的短いことが想定されます。

クロチアゼパムの副作用

クロチアゼパムで報告されている副作用のうち、比較的頻度が高いものは眠気ふらつきなどです。
眠気に関しては睡眠障害を改善するという面も持つクロチアゼパムとしては仕方がない副作用と言える面があり、それに伴うふらつきも予想できる副作用と言えます。
その他に抗不安薬に共通して注意が必要な副作用に依存性離脱症状があります。

クロチアゼパムの依存性

クロチアゼパムには依存性の副作用も報告されています。
クロチアゼパムはベンゾジアゼピン系という系統に分類される薬であり、このベンゾジアゼピン系の薬はクロチアゼパムに限らず依存性が認められるとされています。
依存性とはその薬がないと落ち着かなくなり、薬を常に欲してしまう状態です。
ただし、この依存性は医師の診察の際に自分の症状や状態を正確に伝え、医師からは必要最低限の適切な処方をしてもらうこと、そしてそれを指示通りに用法用量を正しく守って使用することである程度は防ぐことができます。逆に間違った使い方をしていると依存性の可能性も高くなったりしますので、クロチアゼパムを使用する際は特に用法用量に注意し、正しい使用法を心がけるようにしましょう。

クロチアゼパムの離脱症状

クロチアゼパムの服用によって困る症状として離脱症状があります。
離脱症状はクロチアゼパムなどの薬を急に中止しり、極端に薬の量を減らすことによって生じる不安や不眠症状、ふるえなどの症状を指します。
この離脱症状を起こさない方法としては、普段から必要以上の回数、必要以上の量のクロチアゼパムを使用しないことや、自己判断での急な中止、薬の量を減らすなどを行わないことです。薬の使用回数や使用量、中止に関しては必ず医師と相談して決めるようにしましょう。
また、残念ながら離脱症状が起きてしまった時の対処法はクロチアゼパムを再度飲み始める、薬の量を元に戻す、症状が我慢できる程度であれば様子をみる、などが挙げられます。こちらも医師との細かい相談が必要になるかと思いますので、離脱症状が起きてしまった場合は早めに相談に行くようにしましょう。

クロチアゼパムの先発はリーゼ

クロチアゼパムは成分の名称であり、クロチアゼパムの成分を含む代表的な製品は先発医薬品のリーゼです。
その他、ジェネリック医薬品が複数販売されており、成分名のクロチアゼパムの名称で販売されています。

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