ミグシスの効果や副作用、薬価、飲み方、飲み合わせなど|ジェネリックも紹介

ミグシスの片頭痛(偏頭痛)に対する効果、飲み方や他の薬との飲み合わせ、眠気などの副作用、血圧への影響、薬価やジェネリックなどについて添付文書等から解説します。

ミグシスの片頭痛に対する薬の効果

ミグシスはロメリジンを成分とする片頭痛(偏頭痛)に効果を発揮する薬です。その効果は片頭痛を予防するものであり、すでに痛みの症状がでている状態での片頭痛には効果がないとされています。したがって、片頭痛もちの方が日常的に使用しておくことで効果を発揮します。

ミグシスの作用機序は脳血管において血管を収縮する作用をもつカルシウムの作用の抑制です。片頭痛は脳におけるセロトニンの異常放出による血管収縮後のセロトニン枯渇による血管拡張が原因とされていますが、ミグシスはこの過程における血管収縮を抑制します。セロトニンによる血管収縮を防ぐことによりその後の片頭痛の痛みの症状を防ぎますが、すでに痛みが出ている場合は、血管が拡張している状態であるため、この状態で血管収縮を抑制するミグシスを使用しても効果が得られないことになります。

ミグシスの飲み方

ミグシスの飲み方は1回1錠を朝食後に1回、夕食後もしくは就寝前に1回、合計1日2回使用するのが一般的です。

通常、成人には塩酸ロメリジンとして1回5mgを1日2回、朝食後及び夕食後あるいは就寝前に経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減するが、1日投与量として20mgを超えないこと。

ミグシス錠5mg 添付文書

ミグシスは予防薬であり、症状が出てから服用しても効果は期待できません。したがって、毎日規則的に使用するという飲み方を守ることが重要となります。指示された飲み方をしっかり確認して使うようにしましょう。

ミグシスの眠気などの副作用|血圧への影響は

ミグシスは副作用が少なく比較的安全性が高い薬と言えます。主な副作用は肝機能の検査値であるALTやASTの上昇、眠気、めまい、悪心(吐き気)などですが、これらの副作用も頻度としてはいずれも0.5%以下とされており1)、決して頻度は高くありません。

ただし、眠気に関しては、添付文書の重要な基本的注意で自動車などの運転は控えるように注意喚起されているため1)、気をつけましょう。

眠気等を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。

ミグシス錠5mg 添付文書

また、ミグシスの作用機序は前述の通りカルシウム拮抗ですが、通常、カルシウム拮抗薬は身体の血管を拡張させ、高血圧の薬として使用されています。したがって、ミグシスも血圧低下の作用が予想されますが、ミグシスには脳血管に対して選択的に作用するという特徴を持っているため、実際にはほとんど血圧低下の副作用はありません。添付文書では血圧低下の頻度は0.1%未満とされており、心配する必要はあまりないと言えるでしょう。

1) ミグシス錠5mg 添付文書

ミグシスの他の薬との飲み合わせ

ミグシスは比較的安全に使用出来る薬です。他の薬との飲み合わせに関しても問題があるケースはほとんどありません。唯一飲み合わせで注意するべきものが、血圧系の薬です。ミグシスは前述のとおり脳内における血管収縮作用のあるカルシウムを阻害することによって血管収縮を抑え片頭痛に対して効果を発揮します。

通常、カルシウム拮抗薬は血圧系に影響を与えるものが多く、ミグシスも少なからず血圧を下げる作用があります。したがって、降圧剤と併用することにより降圧作用が増強される可能性が懸念されます。血圧系の薬とミグシスを併用するときは念のため注意して使用するようにしましょう。

いわゆる風邪薬やロキソニンなどのNSAIDsと言われるような解熱鎮痛剤とは飲み合わせは問題ありません。ミグシスは風邪薬に含まれる解熱鎮痛成分やロキソニンなどの成分とは全く違う作用で片頭痛に効果を示すため、併用しても似たような成分を過剰に摂取することにはならず、併用する際は基本的には心配する必要はないでしょう。

ミグシスの薬価とジェネリック

ミグシス錠5mgの薬価は1錠あたり27.80円となります。同じ片頭痛の治療薬であるイミグランやマクサルトなどの症状が出てから使うタイプの薬と比較すると10分の1以下の薬価であり、片頭痛に対しては非常に経済的な薬であると言えます。前述のとおり症状が出てしまった場合にはミグシスは効果がありませんが、普段から使用することで片頭痛を予防できれば高価な薬を使わなくて済むという点で、ミグシスは非常に優れた薬と言えます。

なお、ミグシスにはジェネリック医薬品は販売されておらず、ロメリジンの成分を含んだ薬を使用したい場合は、ミグシスもしくは同じ成分を含んだ先発薬のテラナスを処方してもらう必要があります。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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