ニトラゼパムの効果、効果時間、副作用などについて

ニトラゼパム(代表的な製品名:ベンザリン、ネルボン)は睡眠障害の改善作用がなどがある薬です。効果、効果時間、副作用などについて確認していきます。

ニトラゼパムの効果

ニトラゼパムは睡眠誘導剤・抗痙攣剤に分類される薬であり、不眠症や麻酔前投薬、抗てんかん剤としての効果が認められています。

ニトラゼパムの詳細な効能効果は以下の通りです。

1. 不眠症
2. 麻酔前投薬
3. 異型小発作群
点頭てんかん,ミオクロヌス発作,失立発作等
焦点性発作
焦点性痙攣発作,精神運動発作,自律神経発作等

ベンザリン 添付文書

ニトラゼパムの実際の効果

ニトラゼパムの実際の効果は臨床試験において確認されています。

不眠の治療に対しては、入眠時間(45分以内が有効)に対して76.5%の効果、睡眠時間(6時間以上が有効)に対しては85.0%の効果が確認されています1)ベンザリン 添付文書

各症状、疾患に対する効果の詳細は以下の通りです。

臨床成績(不眠)

項目 有効例数/有効性評価対象例数 有効率(%)
入眠時間 1175/1535 76.5
睡眠時間 951/1119 85.0

臨床成績(手術前夜の不眠あるいは手術前緊張)

項目 有効例数/有効性評価対象例数 有効率(%)
術前夜睡眠 1081/1228 88.0
麻酔前投薬 482/735 65.6

臨床成績(てんかんの諸発作型)

項目 有効例数/有効性評価対象例数 有効率(%)
異型小発作群 110/197 55.8
焦点性発作 51/90 56.7

ニトラゼパムの効果時間|効果発現時間と持続時間

ニトラゼパムを含む睡眠導入剤は以下ように分類され、ニトラゼパムは③中時間型に分類されます。

①超短時間型
②短時間型
③中時間型
④長時間型

ニトラゼパムの効果時間として、効果発現時間は服用後15~30分より発現、効果持続時間として6~8時間効果が持続するとされています2)ベンザリン インタビューフォーム

このようにニトラゼパムは入眠剤のほか、中途覚醒を改善する目的でも使いやすい睡眠薬の一つと言えます。

ニトラゼパムの副作用

ニトラゼパムで報告されている副作用のうち、比較的頻度が高いものはふらふら感、倦怠感、眠気・残眠感、頭痛・頭重感、悪心・嘔吐、口渇などです。

残眠感や眠気に関しては、睡眠障害を改善するという面も持つニトラゼパムとしては想定される副作用であり、それに伴うふらつきも予想できる副作用と言えます。

その他に睡眠剤にある程度共通して注意が必要な副作用に依存性離脱症状があります。

ニトラゼパムの依存性

ニトラゼパムには依存性の副作用も報告されています。

ニトラゼパムはベンゾジアゼピン系という系統に分類される薬であり、このベンゾジアゼピン系の薬はニトラゼパムに限らず依存性が認められるとされています。

依存性とはその薬がないと落ち着かなくなり、薬を常に欲してしまう状態です。

ただし、この依存性は医師の診察の際に自分の症状や状態を正確に伝え、医師からは必要最低限の適切な処方をしてもらうこと、そしてそれを指示通りに用法用量を正しく守って使用することである程度は防ぐことができます。逆に間違った使い方をしていると依存性の可能性も高くなったりしますので、ニトラゼパムを使用する際は特に用法用量に注意し、正しい使用法を心がけるようにしましょう。

ニトラゼパムの離脱症状

ニトラゼパムの服用によって困る症状として離脱症状があります。

離脱症状はニトラゼパムなどの薬を急に中止しり、極端に薬の量を減らすことによって生じる不安や不眠症状、ふるえなどの症状を指します。

この離脱症状を起こさない方法としては、普段から必要以上の回数、必要以上の量のニトラゼパムを使用しないことや、自己判断での急な中止、薬の量を減らすなどを行わないことです。薬の使用回数や使用量、中止に関しては必ず医師と相談して決めるようにしましょう。

また、残念ながら離脱症状が起きてしまった時の対処法はニトラゼパムを再度飲み始める、薬の量を元に戻す、症状が我慢できる程度であれば様子をみる、などが挙げられます。こちらも医師との細かい相談が必要になるかと思いますので、離脱症状が起きてしまった場合は早めに相談に行くようにしましょう。

ニトラゼパムの先発はベンザリン、ネルボン

ニトラゼパムは成分の名称であり、ニトラゼパムの成分を含む代表的な製品は先発医薬品のベンザリン、ネルボンです。

その他、ジェネリック医薬品が複数販売されており、成分名のニトラゼパムの名称で販売されています。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

出典・引用・参考文献   [ + ]

1. ベンザリン 添付文書
2. ベンザリン インタビューフォーム
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