カルジール錠200の生理痛や頭痛への効果やカロナール、ロキソニンとの違い|授乳中の使用も

カルジール錠200はアセトアミノフェンを成分として痛み止め、解熱目的で使用される薬です。カルジール錠200について生理痛や頭痛に対する効果、カロナールとの違い、ロキソニンとの違い、授乳中での使用、インフルエンザでの使用などについて解説していきます。

カルジールの生理痛や頭痛などに対する効果

カルジールは解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンを1錠中に200mg含んだ薬です。生理痛(月経痛)や頭痛、風邪の発熱などに対して効果があり、副作用も少なく使いやすい薬という特徴があります。

カルジールの効能効果の詳細は以下のとおりです。

1. 下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症
2. 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
3. 小児科領域における解熱・鎮痛

カルジール錠200 添付文書

カルジールの作用は脳における視床下部の体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張させて体温を下げ、鎮痛作用は視床と大脳皮質の痛覚閾値(痛みを感じるレベル)を高めることによると考えられています。

また、カルジールの効果の指標として同じアセトアミノフェンを成分とするカロナールの結果が参考となります。カロナールの実際の人に対する効果の成績(臨床成績)は解熱効果が71.4%、鎮痛効果が70.6%という有効率の結果が得られています1)

1) カロナール錠 添付文書

カルジールとカロナールの違い

カルジールとカロナールは基本的に同じアセトアミノフェンを成分として含む薬であり、同じ効果が期待出来る薬です。基本的には同じ薬と考えても差し支えありません。

カルジールとカロナールの違いを強いて挙げると存在する規格及び添加物の違いがあります。

カルジールはカルジール錠200のみの規格に対し、カロナールは錠剤だけでも200、300、500が存在し、その他にも坐剤、シロップ、細粒など多くの規格が存在する違いがあります。また、カルジール錠200とカロナール錠の添加物は異なるものが含まれるため、人によっては使用感の違いを感じるケースがあるかもしれません。

カルジールとロキソニンの違い

カルジールとロキソニンは同じ解熱鎮痛薬ですが、成分がやや異なり、作用機序も異なります。カルジールは前述のとおり、脳に直接作用し解熱や鎮痛の効果を発揮するのに対し、ロキソニンはNSAIDsと言われる解熱鎮痛薬のグループに分類され、シクロオキシゲナーゼという酵素を阻害することで解熱鎮痛作用を発揮します。シクロオキシゲナーゼはプロスタグランジンという痛みや熱の元となる生理活性物質の合成を促進するため、このシクロオキシゲナーゼを阻害することで痛みや熱を防ぐことができます。ロキソニンはこのシクロオキシゲナーゼを阻害し、熱、痛み、炎症に対して強い効果を示します。一方カルジールの成分であるアセトアミノフェンはシクロオキシゲナーゼを阻害する作用はほとんどなく、抗炎症作用もあまりないと考えられており、解熱鎮痛作用はロキソニンよりも弱いという評価が一般的です。

安全面ではカルジールの方が安全性が高いと考えられており、NSAIDsでよく見られる胃荒れなどはカルジールではほとんどなとされています。

このようにカルジールとロキソニンは作用機序や副作用の出やすさなどにも違いがあります。

また、カルジールとロキソニンは併用することはあまりありません。カルジールとロキソニン自体の飲み合わせが悪いわけではありませんが、基本的に同じ解熱鎮痛成分であり、同時に使う必要性もあまりありません。医師からの特別な指示があるような場合を除き自己判断で併用するようなことは避けましょう。

カルジールの授乳中での使用

カルジールは授乳中の使用に関する特別な注意喚起はされてなく、基本的に授乳中でも使用出来る薬です。

極端な量や長期間使用する場合を除き、授乳中でもあまり心配せず使用して問題ないでしょう。ただし、クリニックの医師や薬局の薬剤師にはかならず授乳中である旨をことわっておきましょう。

カルジールのインフルエンザでの使用

カルジールはインフルエンザのときの解熱目的にも向いている薬の一つです。

日本小児科学会も以下のような見解を示しており、インフルエンザの時に使用する解熱鎮痛剤はカルジールなどのアセトアミノフェンを含む薬が推奨されます。

一般的に頻用されているアセトアミノフェンによる本症の致命率の上昇はなく、インフルエンザに伴う発熱に対して使用するのであればアセトアミノフェンがよいと考える。

平成12年11月12日 日本小児科学会理事会

インフルエンザ時の解熱鎮痛薬の使用に関してはインフルエンザ脳症やライ症候群などでリスクが指摘されており、特に小児に関してはジクロフェなくやメフェナム酸を含む解熱鎮痛剤の使用に注意が必要とされていますが、上記の通り、カルジールが処方された場合は比較的安心して使用できると言えます。

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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