リアルダの特徴についてまとめました。
Contents
リアルダの特徴|1日1回の使用
リアルダ錠1200mgはメサラジンを成分としたフィルムコーティング錠であり、潰瘍性大腸炎の治療薬です。
製剤的な技術で大腸まで成分を移行させ、大腸全域へ持続的に放出させる点が特徴であり、1日1回の使用で、活動期・寛解期ともに効果が期待できます。
リアルダは冷所保存
リアルダの重要な特徴の一つに、冷所保存があります。必ず冷蔵庫等で保存するようにしましょう。
リアルダの効果|潰瘍性大腸炎の薬
リアルダは潰瘍性大腸炎に効果が示されています。従来の潰瘍性大腸炎の薬であるペンタサやアサコールと同じく、メサラジンという成分を含む薬です。
使用する量を変えることで、活動期・寛解期ともに効果が期待できます。
リアルダの用法用量|1日1回食後、2〜4錠を使用
リアルダの用法用量は、症状が落ち着いている状態であれば1日1回、食後に2錠を服用するのが一般的な使い方です。
活動期には1日1回食後、4錠まで増やして使います。
なお、いずれも症状の程度の応じて使用する量を変えることがあります。
通常、成人にはメサラジンとして1日1回2,400mgを食後経口投与する。活動期は、通常、成人にはメサラジンとして1日1回4,800mgを食後経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。
リアルダ錠1200mg 添付文書
リアルダは食後に使用
リアルダの用法は明確に「食後」とされていますので、必ず何か食してから服用するようにしましょう。
ただし、食事の影響はさほどないことも確認されています((リアルダ錠 添付文書))。
何らかの事情で食後の服用が難しい場合は、予め医師に相談することで、医師が必ずしも食後でなくて良いという指示をしてくれるケースもありうるため、必要に応じて相談するようにしましょう。
リアルダ錠の副作用
リアルダ錠の主な副作用は検査値の異常の他、潰瘍性大腸炎の悪化などがあります。
報告されている主な副作用は、尿中N -アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG)増加(5.2%)、ビリルビン増加(3.2%)、潰瘍性大腸炎の悪化(3.0%)、アミラーゼ増加(1.5%)、腹部膨満(1.0%)、頭痛(1.0%)、貧血(1.0%)、CRP増加(1.0%)、尿中蛋白陽性(1.0%)等とされており((リアルダ錠1200mg 添付文書))、自覚症状があるものでは、潰瘍性大腸炎の悪化が多くなっています。
リアルダ錠を使用して逆に調子が優れなくなったような場合はすぐに医師に相談しましょう。また、臨床検査値の異常に関しても頻度は高くないものの、複数種類の報告があるため、血液検査は必ず受けるようしましょう。
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。
コメント