マスチゲン錠が発売!成分や価格などの特徴、ファイチとの比較についても

貧血の治療に効果の有るマスチゲン錠が新たに発売されました。その特徴と成分、価格、マスチゲンシリーズとの比較、ファイチとの比較などを確認していきます。

マスチゲン錠の成分と特徴

貧血の治療に効果が有るマスチゲン錠が2016年4月15日に新発売しました。
従来より販売されているマスチゲンS錠よりも小さい錠剤になっていて、1日1回の使用で効果がみられるとされています。
マスチゲン錠の成分は以下の通りです。

成分 成分量
溶性ピロリン酸第二鉄 79.5mg(鉄10mg)
アスコルビン酸 50mg
トコフェロール酢酸エステル 10mg
シアノコバラミン 50μg
 葉酸 1mg

貧血に効果のある鉄分として、溶性ピロリン酸第二鉄を含んでおり、これは鳥レバー111gまたはホウレン草500g中に含まれる鉄分と同量とされています。また、鉄分以外にも、鉄分の吸収を高めるビタミンC、赤血球を守るビタミンE、赤血球を造るビタミンB12、葉酸などの貧血に効く各種成分が含まれており、出産前後の貧血、思春期の貧血、貧血による朝起きる時のつらさに有効とされています1)
1) 日本臓器製薬 ニュースリリース

マスチゲン錠の価格

マスチゲン錠は14日分、30日分、60日分単位で販売されており、それぞれ以下のような価格となっています。

錠数 日数 価格(税抜)
1袋14錠 14日分 800円
1箱30錠 30日分 1400円
1箱60錠 60日分 2600円

1日あたりの価格にすると43円〜57円となります。

マスチゲンS錠との比較

マスチゲン錠とマスチゲンS錠と比較すると以下のようになります。
マスチゲン錠の方が1日の使用回数が少ないという点で使いやすいと言えます。

マスチゲン錠 マスチゲンS錠
鉄分の量 10mg 11.5mg
鉄分以外
の成分
アスコルビン酸、トコフェロール酢酸エステル、シアノコバラミン、葉酸 ビタミンC、ビタミンE酢酸エステル、リン酸水素カルシウム、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB1硝酸塩、ビタミンB2、ビタミンB6、ニコチン酸アミド、硫酸コバルト、硫酸銅
1日使用回数 1回 2回

 

マスチゲン錠とファイチの比較

マスチゲン錠と同様に貧血に効果が期待出来る市販薬としてファイチがあります。
マスチゲン錠とファイチを比較したときの違いは、大きなものはなく、基本的には同じような効果が期待できます。メインの鉄分の成分の量は同じであり、1日の使用回数も同じ1回、効能効果も同じ「貧血」であり、同等の効果が期待出来ると言えるでしょう。
あえて違いを挙げると含まれる成分の種類はマスチゲン錠の方が多く、鉄分の効果を最大限に引き出せる可能性はより高いと言えるでしょう。一方、ファイチは8歳以上15歳未満の子供でも使用することができるという点がマスチゲン錠よりも良い点と言えるでしょう。
主な比較は以下の通りです。

マスチゲン錠剤 ファイチ
効能効果 貧血 貧血
鉄分(溶性ピロリン酸第二鉄)の量 10mg
(79.5mg)
10mg
(79.5mg)
鉄分以外の成分 アスコルビン酸、トコフェロール酢酸エステル、シアノコバラミン、葉酸 シアノコバラミン、葉酸
1日使用回数 1回 1回
使用出来る年齢 15歳以上 8歳以上
価格 14日  800円
30日1400円
60日2600円

15日  900円
30日1500円
60日2700円

マスチゲン錠の副作用

マスチゲン錠の副作用として注意喚起されているものとして、便秘や下痢の他、発疹・発赤(赤み)、かゆみ、吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛があります。
便秘、下痢に関しては、即中止する必要はありませんが、長く続いたり、症状が悪化するような場合はマスチゲン錠を中止の上、医師などに相談しましょう。
それ以外の副作用については基本的には中止し、医師などに相談する旨の注意喚起がされていますのでご注意ください。
 
薬を使用する際には必ず添付文書を確認し、決められた用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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