カフコデNの用量とフスコデとの違い|眠気などの副作用と眠くなる理由、授乳への影響についても

カフコデN配合錠について、その特徴や効果、用量、フスコデとの違いや併用、眠気などの副作用と眠くなる理由、授乳への影響などについて添付文書等から解説していきます。

カフコデの特徴|効果や用量

カフコデN配合錠は風邪や気管支炎などの時に使われる解熱鎮痛成分を含んだ咳止めの薬です。

複数の成分が配合されていることにより、咳の症状を面としつつもそれ以外に解熱や鎮痛の作用もあります。

カフコデの効能効果は以下の通りです。

かぜ症候群における鎮咳、鎮痛、解熱
気管支炎における鎮咳

カフコデN配合錠 添付文書

咳に対して効果がある成分としてジプロフィリンジヒドロコデインリン酸塩dl-メチルエフェドリン塩酸塩ジフェンヒドラミンサリチル酸塩があります。このうち咳に対してメインに働くのがジヒドロコデインリン酸塩であり、脳の咳中枢に直接働きかけ、咳を鎮める効果を発揮します。ジプロフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩はそれぞれが異なった作用で気管支を拡張することにより咳を楽にし、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩についても抗ヒスタミン作用による気管支の収縮を抑制することにより咳を鎮める効果によって、複数の成分から咳に対して相乗的な効果を期待することができます。

痛みに対しては解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンのほか、鎮静作用があるブロモバレリル尿素、さらにジヒドロコデインリン酸塩に関しても鎮痛効果への効果が期待できます。

そして解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンにより、発熱に対しても効果が期待できます。

このようにカフコデN配合錠には複数の成分により風邪や気管支炎の症状に対して症状的に効果が期待できる特徴があります。

カフコデに含まれる成分と主な作用は以下の通りです1)

成分名 鎮咳 鎮痛 解熱
ジプロフィリン
ジヒドロコデインリン酸塩
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩
アセトアミノフェン
ブロモバレリル尿素

なお、カフコデの効果は100人を対象に実施された臨床試験によって確認されており、軽度の改善以上であれば、咳、熱、痛みのいずれの症状に対しても80%〜90%以上の効果があることが確認されています2)

疾患名 症状 中等度
改善
以上
軽度
改善
以上
かぜ症候群 36.4% 86.4%
疼痛 37.0% 88.9%
53.8% 96.2%
気管支炎 58.0% 96.0%

1) カフコデN配合錠 インタビューフォーム
2) カフコデN配合錠 添付文書

カフコデの用量は1回2錠、1日3回、1日合計6錠が基本

カフコデN配合錠の用量は1回2錠を1日3回使用し、1日の合計が6錠という使い方が一般的です。

カフコデの用法用量の詳細は以下の通りです。

通常、成人には1回2錠、1日3回経口投与する。
なお、小児には年齢により、適宜減量する。

カフコデN配合錠 添付文書

処方医の先生によっては用量を調節することがあるため、1回の錠数や1日に使用する回数については多少前後するケースもあります。必ず医師からの指示を確認し、正しい用量で使用するようにしましょう。

カフコデの眠気などの副作用|眠くなる理由は

カフコデN配合錠の代表的な副作用眠気です。

カフコデで眠くな理由は、眠気の副作用を持つ成分が複数含まれているためであり、頻度は明確にされていないものの、比較的高い頻度で見られます。

特に眠気を引き起こす成分として考えられるのが、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、ブロモバレリル尿素、ジヒドロコデインリン酸塩の成分であり、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は抗ヒスタミン作用により、花粉症の薬などと同様の理由で眠気が引き起こされる他、もともとの作用が鎮静作用であるブロモバレリル尿素、さらに咳止めのジヒドロコデインリン酸塩も眠気が出ることが一般的に知られています。

このようにカフコデは眠気を引き起こす成分が複数配合されているため、眠くなる副作用が出てしまいます。

その他のカフコデの副作用としては吐き気や嘔吐、発疹、かゆみ、めまい、頭痛、便秘、口渇(口の渇き)、下痢、腹痛などが報告されています。多数の成分が配合されていることもあり、比較的副作用の種類が多い薬と言えるため、カフコデを使用する際には副作用にも注意しながら使用しましょう。

カフコデとフスコデの違い

カフコデと名前が似ている咳止めにフスコデがありますが、カフコデとフスコデの違いは解熱鎮痛成分が含まれているかどうかと言えます。

カフコデは前述の通り、咳止めの成分の他、解熱鎮痛成分も含まれており、熱や痛みに対しても効果が期待できます。

一方、フスコデは基本的には咳のみに対して効果がある薬であり、熱や痛みを和らげる作用はほとんどありません。

カフコデとフスコデの使い分けは、風邪などで咳以外の症状に対しても作用を期待するかという点がポイントになります。

また、カフコデとフスコデを併用することは基本的にはありません。その理由は咳止めの成分であるジヒドロコデインリン酸塩やdl-メチルエフェドリン塩酸塩がカフコデとフスコデ両方に配合されており、また、成分自体は異なるものの抗ヒスタミン成分についても両薬剤に配合されているため作用が重複することになるためです。場合によっては過剰摂取になる危険性もあり、自己判断で併用するようなことは避けましょう。

カフコデの授乳への影響

カフコデN配合錠は授乳への影響が考えられるため、授乳中はあまり推奨されない薬となります。

製薬会社からの注意喚起は以下の通りです。

授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。

[ジヒドロコデインの類似化合物(コデイン)で、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお、CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では、母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある。ジフェンヒドラミンは、動物実験(ラット)で乳汁中に移行するとの報告がある。]

カフコデN配合錠 添付文書

上記の通り、ジヒドロコデインと似ている成分やジフェンヒドラミンは乳汁中に移行することが知られており、乳児への影響も懸念される成分とされています。

授乳中に使用する場合には基本的には授乳を避けるのがセオリーとなります。

最終的には医師の判断となりますが、少なくとも自己判断で授乳中にカフコデを使用するには避けるようにしましょう。

カフコデの飲み合わせ

カフコデN配合錠は複数の成分が配合されている点からも飲み合わせに注意が必要な薬がいくつかあります。

併用禁忌(併用できない)の薬としてカテコールアミン製剤が挙げられています。主なものはアドレナリン(ボスミン)、イソプロテレノール(プロタノール等)であり、特にプロタノールなどは比較的使用している方も少なくないため、これらの薬を使用中の場合は必ず医師に申告するようにしましょう。併用禁忌の理由は不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるとされており、非常に危険性の高い組み合わせとなります。

その他、併用注意(注意して併用する)の薬が複数あり、特に注意が必要なものがアーチストなどのβ遮断薬と言われる血圧や狭心症に使われる薬、トリプタノールなどの三環系抗うつ薬、血液凝固阻害のワルファリンなどが代表的な飲み合わせに注意が必要な薬です。

また、アルコールに関しても飲み合わせに注意が必要とされています。その理由は2点あり、呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静または昏睡が起こるおそれがある点と、アセトアミノフェンが含まれている点から、アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告があるためです2)。いずれにしても、風邪などでフスコデを使用するような状況であれば、薬を飲まなくてもアルコールを控えた方が良い状況であるため、フスコデを使用する場合にはよほどの理由がない限りはアルコールは控えるようにしましょう。

2) カフコデN配合錠 添付文書

薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。

今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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