アレロック顆粒0.5%の味や飲ませ方は?子供と大人の使用量、効果、飲み合わせなど

アレロック顆粒0.5%について、味などの特徴、花粉症・鼻炎・蕁麻疹・風邪などへの効果、子供と大人の使用量や飲ませ方、飲み合わせなどについて添付文書等から解説していきます。

アレロック顆粒の味などの特徴

アレロック顆粒0.5%はオロパタジンの成分を含む抗ヒスタミン薬の顆粒剤であり、花粉症などでの鼻炎症状や蕁麻疹などのアレルギー症状に使用されます。
主に2歳以上の子供に対して使用されることが多いですが、大人でも使用することができます。

アレロック顆粒の味は甘い

アレロック顆粒は特徴的な味ではありませんが、甘い味がついており子供でも比較的飲みやすいとなっています。
ただし原薬はやや苦みがある成分のため、必要以上に噛んだりすると苦みを感じるケースもあります。

アレロック顆粒の効果|風邪には効く?

アレロック顆粒は花粉症などを含めたアレルギー性の鼻炎や、蕁麻疹や湿疹などの皮膚症状に効果があります。
アレロック顆粒の効能効果の詳細は以下の通りです。

成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

アレロック顆粒0.5% 添付文書

アレロック顆粒の作用機序は抗ヒスタミン作用

アレロック顆粒が鼻炎、蕁麻疹、アトピーなどのアレルギー症状に効果があるのは、ヒスタミンというアレルギーを引き起こす物質に対して、アレロック顆粒が体内のヒスタミン受容体に結合することを阻害するためです。
その結果、ヒスタミンの作用が阻害され、鼻炎、蕁麻疹、アトピーなどの症状が和らぎます。

アレロック顆粒の子供に対する効果は臨床試験で確認されている

アレロック顆粒の実際の効果が子供に対する臨床試験で確認されています。
アレロックの成分であるオロパタジンは子供のアレルギー性鼻炎のくしゃみ、鼻汁、鼻閉の症状スコアを、プラセボと比較し、有意に改善させたという結果、およびアトピー性皮膚炎の症状スコアもアレルギーに使用される薬のケトチフェンと比較し劣らなかったという結果が得られています1)
1) アレロック顆粒0.5% 添付文書

アレロック顆粒は風邪に対しても効果が期待できる

アレロック顆粒は風邪の鼻症状にも一定の効果が期待できます。
厳密には風邪に伴う鼻症状に対する効能効果は記載がありませんが、実際に使用されることも少なくなく、アレロック顆粒と同じ抗ヒスタミン薬であるポララミンやペリアクチンには感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻水・咳嗽の適応があり、アレロック顆粒でも一定の効果が期待できると考えられます。

アレロック顆粒は1時間以内に効果が現れる

アレロックの成分であるオロパタジンに関しては、効果発現時間として1時間以内に効果が現れることが想定されます。
その根拠として、花粉症患者に対してオロパタジンを使用した調査があり、薬の使用後1時間でくしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を改善したことが報告されています2)
アレロック顆粒を使用する際は1時間程度を目安に効果が現れるとして使用しましょう。
2) 高橋優宏 ほか; 診療と新薬 40; 653-657, 2003

アレロック顆粒の飲ませ方|子供と大人の使用量

アレロック顆粒は水に混ぜたりなどで使用するのが一般的な飲ませ方となります。飲ませる時間は朝と寝る前の1日2回に使用することが多いです。
アレロック顆粒の用法用量の詳細は以下の通りです。

成人:通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:通常、7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
通常、2歳以上7歳未満の小児には1回オロパタジン塩酸塩として2.5mg(顆粒剤として0.5g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。

アレロック顆粒0.5% 添付文書

アレロック顆粒は7歳以上で1回2包、2〜6歳で1回1包

前述の通り、アレロック顆粒は7歳以上と未満で使用する量が異なり、7歳以上では0.5g包装の分包品を1度に2包使用、2歳以上6歳未満で1度に1包使用することになります。

年齢 0.5g分包品の1回使用量
(1日2回使用)
2〜6歳 1包
7歳〜 2包

アレロック顆粒の飲み合わせ|飲み合わせが悪い薬はない

アレロック顆粒と飲み合わせが悪い薬はありません。
基本的にどの薬とでも問題なく併用できます。一緒に使用されることが多いものとして、ムコダイン(カルボシステイン)、ムコソルバン・プルスマリン(アンブロキソール)、アスベリン、クラリス、ワイドシリン、フロモックス、メイアクトなどがありますが、これらのいずれの薬とも飲み合わせは問題ありません。
 
薬を使用する際には必ず薬の説明書や添付文書を確認し、医師や薬剤師から指示された用法・用量で使用してください。また、違和感や副作用と思われる兆候を感じた場合は医師・薬剤師に相談してください。
今回紹介した内容はあくまで一例であり、必ずしも当てはまらないケースがあります。予めご承知ください。

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